トンボの目じゃありません。
クリーンエネルギーとしてすっかり定着した感のある太陽光。日本でも、家の屋根や広い空き地でソーラーパネルを目にすることがあります。しかし、これほどまでに巨大な施設はなかなかお目にかかれません。中国のエネルギー系企業Shenhua Energyはこの度、カリフォルニアに本社を構えるSolarReserveと提携し、巨大な太陽光発電所を建設することを発表しました。
しかしこの発電所、ただ大きいだけではないんです。昼間に発生した熱を溶融塩のタワーに保存し、夜間の発電も可能にする「溶融塩太陽熱発電」という技術を採用。これにより、24時間電気の供給が可能になるそうです。
この発電所が供給する電力はおよそ1,000メガワット。元々、中国最大の石炭エネルギー企業であるShenhua Energyが、現在供給している6万5000メガワットに比べれば小さなものですが、中国の深刻な大気汚染を考えれば、重要な進歩といえます。
今後5年間で、太陽光で1万メガワット賄うことを目標としている中国。そのためにこれがあと9個必要と考えると気が遠くなりそうですが、国民の健康のためにも推し進めていただきたいものです。
image by Ivanpah solar plant in California
source: SolarReserve via Electrek
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)