Didier DrogbaGetty Images

「もはや同じチェルシーではない」ドログバ、混迷の古巣に疑問「30選手いると管理は難しい」

チェルシーOBであるディディエ・ドログバ氏は、古巣について語っている。

18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグで、レアル・マドリーをホームに迎えたチェルシー。ファーストレグを0-2で落としていた中で逆転突破を目指したが、ロドリゴに2ゴールを許してそのまま0-2で敗戦。2試合合計0-4と、厳しい結果で大会を後にしている。

これでフランク・ランパード監督が2度目の就任を果たしてから、4連敗となったチェルシー。今月に入って今季2度目の指揮官交代を実行したが、CLの舞台からは姿を消し、プレミアリーグでは31試合を終えて11位と、非常に厳しい戦いが続いている。

以下に続く

『BT Sport』ではジョー・コール氏が「30人もの選手がスカッドにいて、その多くが自分は先発だと思っている。バカげているね」とクラブの運営体制を批判していたが、ドログバ氏も補強策に疑問。『Canal+』に対して「私のクラブだと思わなかった」とし、CL制覇や4度のプレミアリーグ優勝を達成した頃と同じ姿ではないと語っている。

「もはや同じクラブではないよ。新たなオーナーと新たなビジョンがある。当然のように我々は(前オーナーであるロマン)アブラボヴィッチ時代に起きたことと比較しようとするし、その時も多くの選手を獲得した。だが、その判断は非常に知的なものだった」

「ペトル・チェフにアンドリー・シェフチェンコ、エルナン・クレスポ、マイケル・エッシェン、フローラン・マルダ、そしてドログバらを連れてきたね。タイトルを獲得するためにやったことだ。彼らは一定の経験値を持っていた」

「今は戦略が変わり、若い選手に賭けている。しかし、30人以上の選手がいるドレッシングルームは、監督にとって(コントロールするのは)難しいんだ」

さらにドログバ氏は、現在のチェルシーに「カリスマ的なリーダー」が欠けているとし、「責任を背負う選手が必要。スタジアムにちょっとした狂気をもたらす存在が必要なんだよ」とコメントしている。

広告