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新版 日本のハゼ
- 初版年月日
- 2021年2月5日
- 書店発売日
- 2021年2月8日
- 登録日
- 2020年8月25日
- 最終更新日
- 2021年1月30日
紹介
2004年刊行『決定版 日本のハゼ』初版以来、16年ぶりの新訂・増補版。収録総数は470種から534種になり、64種を増補した。日本のハゼ661種(2020年3月時点)のうち約8割を収録。淡水から汽水・海水域まで、河川・湖沼から海岸・サンゴ礁などに暮らす多彩で多様なハゼを、鮮明な生態写真と種・属ごとの詳細な解説で紹介する。ハゼから知る生物多様性のすばらしさ。
監修者のことば 瀬能 宏(神奈川県立生命の星・地球博物館 主任学芸員)
本書をひとことで形容するなら、ハゼに関しては今望みうる最高のフィールドガイド、となろう。矢野さんのどこまでも鮮明な生態写真へのこだわりは、生時の色彩の正確な記録になっているだけでなく、標本と同等以上に鰭や体の細部の確認を可能にしている。種の解説を担当した鈴木さんは、南日本や琉球列島でのフィールドワークを続けてこられ、ハゼの分布や生態について造詣が深い。かたや属の解説を担当した渋川くんは、ハゼの系統分類で学位をとった研究者で、ハゼの分類や形態、学名についての知識は抜きんでている。本書は専門の研究者にはもちろんのこと、フィッシュウォッチングや水中撮影を楽しむすべての人たちにぜひ活用していただきたい。そして、ハゼの世界を通じて生物多様性のすばらしさや大切さを感じとっていただければ望外の喜びである。(本書「刊行にあたって」より)
目次
凡例 鈴木寿之
刊行にあたって 瀬能 宏
地名と海洋区分/魚の説明図:各部の名称
用語解説 渋川浩一
総説――ハゼとはどんな魚か 瀬能 宏
ハゼの分類について 渋川浩一
ハゼのすむ環境 渋川浩一
各種解説 鈴木寿之
各属解説 渋川浩一
Topics
新版未掲載の日本産ハゼ亜目魚類 鈴木寿之
ハゼ亜目とゴビオネルス亜科 渋川浩一
共生エビ 渋川浩一
日本にハゼは何種類いるのか? 渋川浩一
最後の幻――セグロハゼ 渋川浩一
和名索引/学名索引/参考・引用文献/
あとがき 矢野維幾・鈴木寿之/
写真提供者・取材協力者ほか/著者紹介
上記内容は本書刊行時のものです。