田原出身の青木さん 女子野球の大一番に臨む

　田原市出身の女子プロ野球選手、青木悠華（ゆうか）さん（18）が所属する育成球団レイア（京都）が、３日にわかさスタジアム京都で、「第８回女子野球ジャパンカップ（ＪＣ）」への出場を懸けた決定戦に挑む。スタメン出場が濃厚な青木さんは、地元の声援も受けて大一番に臨む。
　ＪＣはプロとアマチュアの全11チームが日本一を争うトーナメント大会で、10月26日から３日間、わかさスタジアム京都で予定される。各大会で上位の高校や大学、クラブチームなどが出場するが、女子プロ野球からは年間１・２位チームに加え、３位チームと育成球団レイアによる出場決定戦の勝者が進出する。
　至学館高校出身の青木さんは将来が期待される捕手。チームメートが故障で離脱していることもあり、決定戦はスタメンマスクをかぶるのが濃厚だ。左腕投手の水流（つる）麻夏さんをリードすることになりそうで、青木さんは「緊張すると思うけど、練習してきたことを発揮できるように頑張りたい。得意な走塁や、バッティングでも貢献したい」と意気込む。
　地元田原市からは家族をはじめ、友人や知人も応援に駆け付ける。田原市立神戸小卒業の青木さんは「地元の少年野球チームでも、私のころと比べて女の子が増えている。プロを目指す子が出てきてほしい」と、プレーで期待に応える。
　30日現在で優勝した京都フローラがＪＣ出場を決めており、２位埼玉アストライアと３位愛知ディオーネのゲーム差は０・５。きょう、あすの試合の結果次第で、レイアの対戦相手が決まる。決定戦は午後６時半開始。
（由本裕貴）