聖戦士ダンバイン 10

■第４６話「リモコン作戦」
ショットはシーラ暗殺を企んでミュージィを彼女のもとへ投降させる。だがカールビンソンの、リモコン操作艦載機による特攻作戦がゲア・ガリングを大破させた時、ミュージィはその正体を現わす。ショットへの愛によってオーラ力を増大させた彼女にショウも苦戦。かろうじて危機を切り抜けるが、味方側の揖害も甚大であった。

■第４７話「ドレイク・ルフト」
太平洋第七艦隊と連携したゼラーナは、スプリガンとゲア・ガリングの合流を阻止すべく太平洋へと向かう。地上軍の一撃必殺の戦法に苦戦するショットだったが、ゼラーナに集中砲火を浴びせてこれを沈める。一方ドレイクにルーザとの関係を知られたビショットは彼に先鋒を命じられ、ゲア・ガリング一隻でグラン・ガランに挑む。

■第４８話「クロス・ファイト」
スプリガンを追うショウの前に黒騎士が出現。だがハイパー化しようとする彼を謎のオーラ力が抑える。敵味方が激しく入り乱れる中、エレは黒騎士の悪しきオーラ力を、自らの命と引き換えに消滅させて散る。敵側では母の不貞を裁こうとしたリムルが返り討ちに逢う。愛する者の死は、残された者の憎悪の力を拡大していく。

第４９話（最終話）「チャム・ファウ」
ゲア・ガリングに体当りし、ゴラオンが沈んだ。戦いは一層激しさを増し、キーンが倒れる。ショウ、マーベル、チャムはオーラ力を結集してショットとミュージィを葬った。マーベルは黒騎士との戦いで深手を負い、ショウをドレイク追討に送りだして息を引き取る。特攻をかけたシーラの艦から逃れようとしたドレイクはニーに討たれ、そのニーも撃墜される。ショウは黒騎士の怨念を絶つべく剣を交えるが、無情にも剣は互いの身体を貫いた。その時異変が起こった。グラン・ガランが発した光はすべてのものを包み込み、消滅させてしまう。ただひとり、チャム・ファウだけを残して……。

富野由悠季監督のライフワーク“バイストン・ウェル”シリーズの原点的アニメ。海と地の間にある異世界バイストン・ウェルに引き込まれ、聖戦士と遇されることになった若者ショウ・ザマを軸に、壮大な戦いが展開していく。(CDジャーナル　データベースより)