投稿日:2019/04/19
インターネット回線なしで生活するのは、もはや不可能と思われる現代。ここでは引っ越し先でも快適なインターネット生活を送るために必要なWi-Fiの設定、WiMAXへの切り替え手続きの方法などについて詳しく説明します。
自宅でインターネットの接続をする方法は以下の3つがあります。
1. フレッツ光などの固定回線を利用する
2. インターネット完備の物件の無線LANにWi-Fiルーターを接続して使う
3. モバイルWi-Fiに切り替える
固定回線を利用して接続する方法については「インターネットの引越し移転・解約手続きまとめ」を参照してください。ここでは『2』と『3』の方法について説明していきます。
賃貸物件の中にはインターネット環境が既に用意されている「インターネット完備」という物件があります。この物件では新たに回線を引く必要はありません。
部屋のなかにLANケーブルの差し込み口があるので、その差し込み口とWi-Fi ルーターを接続するだけでインターネットを使用することができます。
インターネット完備物件では、賃貸物件の管理会社などがプロバイダ契約を済ませています。部屋の中でWi-Fiルーターを接続する際には、このプロバイダ情報を設定する必要があります。
Wi-Fiルーターをを選ぶときには、回線種別自動判別機能つきのものを選びましょう。 LAN ケーブルに繋ぐだけでプロバイダ情報を自動判別してくれるので、スムーズに設定することができます。
1. 壁にあるLANケーブルと回線種別自動判別機能Wi-FiルーターをLANケーブルでつなぐ
2. 回線種別自動判別機能Wi-Fiルーターの電源を入れる
3. パソコンやスマホのWi-Fi機能をONにする
4. 回線種別自動判別機能Wi-Fiルーターに貼られているラベルに書かれたSSID、セキュリティコードを入力する
賃貸物件の詳細について調べているとインターネットを完備物件の他にも「インターネット対応」「光ファイバー対応」などと書かれている物件を目にすることがあります。これらの物件とインターネット完備物件は何が違うのでしょうか。
● 引越インターネット対応物件とは
建物までのインターネット専用回線が用意されているものの、自分の部屋まで回線を引くには別途工事が必要な物件のこと。引越し後すぐにインターネットが使えるとは限らないので注意してください。
インターネット対応物件では新たに配線工事が必要となるため、引越し後すぐにインターネットを使いたい場合、事前にプロバイダと契約しておく必要があります。引っ越しの繁忙期は、配線工事にも時間がかかるので引っ越し前にプロバイダの契約を済ませておくことをおすすめします。
● 光ファイバー対応物件とは
建物まで光回線の工事がされている物件です。こちらも事前にプロバイダと契約しておく必要があります。光ファイバーは通信速度が速いだけではなく、安定しているのでヘビーユーザーの方にはお勧めです。
インターネット対応物件の中には光ファイバーが引かれている場合もあるので、どんな回線なのか事前に調べておきましょう。
「インターネット無料」などと書かれている物件は、お得な感じがしますが実際には家賃にインターネットの接続料金が加算されています。そのため、同じような物件に比べて家賃がやや割高になる傾向があるのです。
こうした物件では、インターネットをあまり使わない人は損をすることになります。また、プロバイダを自分で選べないというデメリットもあるので注意してくださいね。
ポケットWi-FiレンタルのようなモバイルWi-FiルーターやWiMAXを使用している方は引っ越しの際、住所変更の手続きをする必要がありますが、引越しに伴う工事などは必要ありません。
でも、引越しのタイミングでロバイダー契約を解約し、インターネット回線を切り替えるという方も多いのではないでしょうか。そんなとき、検討したいのが今人気のWiMAXのサービスです。
WiMAXはポケットWi-Fiレンタルと同じようなモバイルルーターの他、家の中で使えるホームルーターなどを通じてパソコンやスマホ、タブレットなどの端末をインターネットに接続できるサービスです。WiMAXには以下のようなメリットがあります。
・回線工事がいらない
・ルーターが届いていれば、その日から使える
・モバイルルーターがあれば、どこでもインターネット接続できる
・回線まわりがスッキリ
・再度、引っ越しする際にも解約しないで使い続けることができる
回線工事が不要でルーターが届いた日から使用することができるので、頻繁に引越しする方や転勤に伴う引越しで転居期間が決まっている方にもオススメです。
● モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)とは
Wi-Fiとは携帯電話用の3G/4G回線を切り替えて使用する通信規格のひとつです。 通信速度制限はありますが、広範囲で使用できるのがメリットとなっています。
モバイルWi-Fiには、Y!mobileのポケットWiFiのように2年契約が前提のものもあれば、期間限定でレンタルできるドコモやソフトバンク au などが提供するモバイル Wi-Fiサービスなどがあります。スマホと合わせてお得に契約したいという方は、今、使っているスマホキャリアのモバイルWi-Fiサービスを申し込んでみてもいいでしょう。
インターネット環境が必要なときだけレンタルできるポケットWi-Fiは建て替えで一時的に別の住居に引っ越す際などに便利です。
● WiMAXとは
WiMAXとは3GやLTEと同じ通信規格のひとつです。モバイルWiFiに比べて高速通信に適しているものの、これまでは通信範囲が狭いという欠点がありました。
しかし、最近では WiMAX の対応エリアがどんどん拡大しているため、引っ越しのタイミングで WiMAX への加入を検討する方も多いようです。 WiMAXは回線業者と契約し、ルーターの設定をするだけで使用でき、回線工事などは必要ありません。
WiMAXの業者はUQWiMAXをはじめ、無制限でインターネットを使用したい方にもおすすめのJPWiMAX、BroadWiMAXといった業者があります。
短期間、レンタルで使用できるモバイルWiMAXルーターもありますが、ここでは長期的に契約して使用するWiMAXの接続について説明していきます。
WiMAXのルーターには手のひらサイズのモバイルWiMAXルーターとホームルーターと呼ばれるルーターの2種類があります。
モバイルWiMAXルーターは、その名の通り持ち運びができる手のひらサイズのルーターのこと。どこでもインターネットに接続できて便利ですが、充電が必要であるためモバイルバッテリーなどを適宜用意する必要があります。
これに対してホームルーターはその名の通り家の中で使うことを目的としているもの。コンセントでつないで使うので、充電切れの心配がない、 つながる範囲が広い、より多くの端末につなぐことができるというメリットがあります。
モバイルWiMAXルーターはワンルームや1Kくらいの部屋であれば、問題なく使用することができますが、1LDK以上の部屋や家族で引越しをするという場合、部屋によっては繋がらないということもあるかもしれません。広い部屋では安定したホームルーターを選んだ方がいいでしょう。
新たにWiMAXの契約をする場合、以下の費用がかかります。
・初期手数料3,000円
・WiMAXルーターの費用(無料のところも多い)
・月額使用料 速度制限によって3,000~5,000円台まで スマホとのセットプランもあり
・その他オプション料金
WiMAXの契約は通常、2~3年が原則です。それより早い時期に解約すると 10,000円以上のお金がかかってしまうことがあるので、どのくらいの期間使用するかよく考えてから決めるようにしましょう。
● 引っ越した先が対応エリア内か、必ず確認を!
「どんなプランやルーターを選んだらいいのかわからない」という方は、簡単な質問に答えていくだけでおすすめのプランとルーターの種類を選定してくれる診断をチェックしてみてください。また、事前にWiMAXの契約をしたけれど繋がらないということのないように、 引っ越し先が対応エリア内であるかどうかも忘れず確認するようにしましょう。
・ UQ WiMAX
(画像出典:UQ WiMAX https://www.uqwimax.jp/)
Wi-FiルーターやWiMAXルーターなどの設定手順は基本的に同じです。実際のプロセスを見ていきましょう。
1. モバイルルーターの電源を入れる。またはホームルーターのコンセントを接続する
2. ルーターの側面に貼られているラベルに書かれたSSID、セキュリティコードを確認する
3. パソコンやタブレット、スマホなどWi-Fi設定画面からSSIDとセキュリティコードを入力
4. インターネットに接続できるか確認
賃貸物件の中には無料Wi-Fiが使えるというものもあります。しかしこうした無料 Wi-Fi は通信速度が遅く、実用的でないことがほとんど。動画を見たり仕事でインターネットを使ったりする方はあまりあてにしないほうがいいでしょう。
同様に無料で解放されている、いわゆる「野良 Wi-Fi」もセキュリティ面を考慮すると接続しないほうが無難です。無料で提供されるサービスには、それなりに穴があるということを理解しておきましょう。
投稿日:2019/04/19
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