TRACE AUTO START フィールド (TRACSTR サブシステム・パラメーター)
TRACSTR サブシステム・パラメーターは、Db2 の始動時にグローバル・トレースを自動で開始するかどうかを指定します。 このパラメーターは、グローバル・トレースの自動開始の対象とするクラスも 指定します。
許容値: | YES、NO、クラスのリスト、アスタリスク (*) |
デフォルト: | NO |
更新: | パネル DSNTIPB のオプション23 |
DSNZPxxx: | DSN6SYSP TRACSTR |
これはスクロール可能フィールドです。
- YES
- Db2が開始されるたびに、デフォルト・クラス (クラス 1、2、および 3) のグローバル・トレースを開始します。また、データまたは索引が変更されるたびに、追加のデータ整合性検査を実行します。
- NO
- グローバル・トレースが自動的には開始しないことを指定します。 グローバル・トレースを使用する場合は、専用の START TRACE コマンドを使用して、グローバル・トレースを開始する必要があります。
- クラスのリスト
- 指定したクラスのグローバル・トレースが開始されます。 クラス番号 (1 から 32までの任意の整数) のリストをコンマで区切って入力します。クラス 1 から 9 のみがDb2によって定義されます。
- アスタリスク (*)
- すべてのクラスのグローバル・トレースが開始されます。
グローバル・トレースは、Db2の問題の診断に使用されます。 高いパフォーマンスを必要とする実動システムのユーザーは、グローバル・トレースをオフにすることを考慮してもかまいません。 ただし、グローバル・トレースをオフにすると、保守容易性がリスクにさらされる ことに注意してください。 システム障害が発生した場合、IBM® サポートは、グローバル・トレースをオンにして、問題の再現を試みるように要求することがあります。