Oracle アダプターのネイティブ API 呼び出しサンプルのセットアップ手順

インポートしたサンプルを使用すると、Oracle E-Business Suite API に直接接続するために Oracle アダプターを使用するアプリケーションを作成できます。

このタスクについて

データベースおよびアプリケーションのユーザー・アカウントの要件
サンプルを使用するには、サンプル・コンテンツを実行するために必要な権限を成果物に付与するデータベース・アカウントを使用し、システム管理者および売掛金管理者の任務を実行できる Oracle E-Business Suite アカウントを使用する必要があります。 このサンプルでは、すべてのスクリプトを実行しているユーザー・アカウントは、Oracle データベースの APPS ユーザーであると想定しています。このユーザーには、以下の権限があります。
  • APPS スキーマでコンテンツを変更および作成する権限
  • テーブルにデータを追加したり、テーブルからデータを削除したりする権限
  • APPS スキーマで必要な実行可能プログラムを実行する権限
Oracle E-Business Suite では、以下の任務に対する権限を持つアカウントが必要です。
  • システム管理者
  • 売掛金管理者
注: 使用する Oracle E-Business Suite アカウントに、これらの任務に対するアクセス権限がない場合は、アクセス権限を追加できます。 使用するアカウントに割り当てられた任務を変更するには、システム管理者の任務権限を持つアカウントにログオンし、「Security」 > 「User」 > 「Define menu option」に進みます。ユーザーの任務変更についての具体的な情報については、Oracle Applications の資料を参照してください。

手順

  1. サンプルをインポートすると、ワークスペースの「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューにプロジェクトが表示されます。
    サンプルのインポート
  2. 今度は、必要な外部 jar をコネクター・プロジェクトに追加する必要があります。ビルド・パス構成を使用してファイルをプロジェクトに追加します。 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで NativeAPI プロジェクトを右クリックし、 「プロパティー」を選択します。「プロパティー」ページで、「Java のビルド・パス」を選択してから、「ライブラリー」を選択します。 「外部 JAR の追加」をクリックします。
    1. ワークスペース・ディレクトリーの Oracle ドライバーの場所にナビゲートして CWYOE_OracleEBS.jar を選択し、「開く」をクリックしてから「OK」をクリックします。
    2. WebSphere® Application Server のあるディレクトリーまでナビゲートし、「WebSphere」 > 「AppServer」 > 「runtimes」を展開します。 com.ibm.ws.admin.client_<version>.jar を選択し、「開く」をクリックし、「OK」をクリックします。
    3. Oracle サーバー管理者から次のファイルを入手する必要があります: ojdbc.jar。ファイル・ディレクトリーの ojdbc.jar ファイルの場所にナビゲートして ojdbc.jar を選択し、「開く」をクリックしてから「OK」をクリックします。
  3. 「NativeAPI」 > 「src」 > 「nativeapi.executable」を展開し、EBSAPIImpl.java を選択します。EBSAPIImpl.java を右クリックし、「アプリケーションから開く」 > 「Java エディター」を選択します。 ご使用の Oracle EBS システムを指す注釈を編集します。以下の情報を指定する必要があります。
    /**
     * @j2c.managedConnectionFactory class="com.ibm.j2ca.oracleebs.runtime.OracleManagedConnectionFactory"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="XADataSourceName" value="oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="adapterID" value="001"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="autoCommit" value="true"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="connectionType" value="LocalConnectionProps"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="databaseURL" value="jdbc:oracle:thin:@my_host:1521:my_database"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="databaseVendor" value="ORACLE"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="jdbcDriverClass" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="password" value="password"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="returnDummyBOForSP" value="false"
     * @j2c.managedConnectionFactory-property name="userName" value="user"
     * @j2c.connectionSpec class="com.ibm.j2ca.oracleebs.runtime.OracleConnectionSpec"
     * @generated
     */
    • データベース URL: データベース URL ストリング
    • ユーザー名: OracleEBS システムにアクセスするための有効なユーザー名
    • パスワード: ユーザーの有効なパスワード。このパスワードはプレーン・テキストで 保管されるため、サンプル用として一時的に使用するだけにしてください。 実動デプロイメントの場合、セキュリティー別名メカニズムを 使用する必要があります。

    CTRL+S を押して、ファイルを保存します。

  4. 「client」 > 「ApplicationClient.java」ファイルを右クリックし、「実行」 > 「Java アプリケーション」を選択します。

タスクの結果

Oracle EBS Web クライアントを使用して、以下のように結果を検証します。

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