PuTTY pscp (または scp) には、セキュア・シェル (SSH) で構成ノード上の 2 つの登録簿間、または構成ノードと他のホストとの間でファイルをコピーする場合のファイル転送アプリケーションがあります。
始める前に
注: PuTTY pscp は、Microsoft
Windows 10 より前のシステムの場合に便利です。Windows 10 には標準で openssh が含まれているので、ワークステーションや power シェル・ウィンドウで SCP が機能します。
PSCP アプリケーションを使用するには、
それぞれのホスト上のソース・ディレクトリーおよび宛先ディレクトリーに対して、適切な許可を持っている必要があります。
このタスクについて
pscp アプリケーションまたは scp アプリケーションは、ホスト・システムに SSH クライアントがあると使用可能になります。PSCP アプリケーションには、Microsoft
Windows コマンド・プロンプトを介してアクセスできます。Linux® と Windows 10 のユーザーの場合、SCP は openssh パッケージに含まれています。
PSCP アプリケーションを使用するには、以下のステップを実行します。ステップ 6 以降、SCP でのプロセスも同様です。
手順
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PuTTY セッションを開始する。
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PuTTY セッションを構成してシステムにアクセスする。
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PuTTY の構成セッションを保管する。
例えば、保管したセッションに SVCPUTTY という名前を付けることができます。
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コマンド・プロンプトを開く。
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以下のコマンドを発行して、パス環境変数が PuTTY ディレクトリーを組み込むよう設定する。
set path=C:¥Program Files¥putty;%path%
ここで、C:¥Program Files¥putty は、PuTTY がインストールされているディレクトリーです。
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次のコマンドを発行して、CLI を実行しているノードにパッケージをコピーする。
pscp -load saved_putty_configuration
directory_software_upgrade_files/software_upgrade_file_name
username@cluster_ip_address:/update
ここで、
saved_putty_configuration は PuTTY 構成セッションの名前、
directory_software_upgrade_files は
ソフトウェア 更新ファイルの場所、
software_upgrade_file_name は
ソフトウェア 更新ファイルの名前、
username はシステムで使用するユーザー名、
cluster_ip_address は
クラスター化システム (clustered system)の IP アドレスです。
注: ステップ
3 の PuTTY 構成セッションの保存、およびステップ
6 の PuTTY 構成セッションのロードは、オプションです。PuTTY 構成セッションをロードせずにコピーするには、次の構文を使用します。
pscp directory_software_upgrade_files/software_upgrade_file_name
username@cluster_ip_address:/update
システム上にソフトウェア 更新ファイルを保管するスペースが不十分であると、コピー処理は失敗します。このケースでは、以下の手順を実行します。
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pscp を使用して、/update ディレクトリーから保存したいデータをコピーします。
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次のコマンドを使用して、/update ディレクトリー内のダンプ・ファイルを削除します。
cleardumps -prefix /update
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ステップ 6 を繰り返します。