SENDEPSV (EPSV サブコマンドを送信するかどうかの指定)
SENDEPSV IBM® i FTP クライアント・サブコマンドは、データ転送を行うとき、または DIR サブコマンドや LS サブコマンドを発行するとき に、FTP サーバーに EPSV サブコマンドを送信するかどうかを指定します。
FTP クライアント・サブコマンド
SENDEPSV [ 0 | 1 ]
パラメーターがない場合、SENDEPSV はトグル・スイッチのような働きをします。SENDEPSV の値は、1 (オン) から 0 (オフ) へ、または 0 から 1 へ切り替えられます。
パラメーターがある場合、有効な値は次のとおりです。
- 0
- EPSV サブコマンドを送信しません。
- 1
- EPSV サブコマンドを送信します。この値がデフォルトです。
デフォルト (オン) では、EPSV サブコマンドを送信します。 SENDEPSV がオフの場合、FTP クライアントは EPSV サブコマンドを送信しません。
注:
- ファイアウォールを介して接続を確立する際には、EPSV サブコマンドを使用してデータ転送の接続を確立することをお勧めします。場合によっては、ファイアウォールを介したデータ転送は、EPSV サブコマンドなしでは不可能な場合があります。
- 一部の FTP サーバーでは、EPSV サブコマンドがサポートされていません。 SENDEPSV が ON に設定されていて、FTP クライアントが EPSV をサポートしていないサーバーとのデータ 転送を試みた場合には、サーバーが EPSV をサポートしていないことを示すメッセージが FTP クライアントで表示されます。次に、FTP クライアントは、PASV サブコマンドを送信してデータ転送接続を確立しようとします。
- SENDEPSVが OFF に設定されているか、あるいは使用不可になっている場合、PASV サブコマンドは、SENDPASV が ON の時にサーバーに送信されます。