Windows の構成: boot.ini ファイルの編集

パラレル・エンジンが、Microsoft Windows Server の Standard または Enterprise エディションを実行しているコンピューター上にインストールされている場合には、boot.ini ファイルを編集して、/3GB スイッチを削除して、必要に応じて /PAE スイッチを追加します。

始める前に

boot.ini ファイルに変更を加える前に、そのファイルのコピーを保存します。

このタスクについて

デフォルトでは、Windows は、カーネル用に 2 GB のメモリーを、ユーザー・モード・プログラム用に 2 GB のメモリーを予約します。 /3GB スイッチを boot.ini ファイルに指定すると、 ユーザー・モード・プログラム用に 3 GB のメモリーが予約され、カーネル・メモリーの容量は 1 GB 減ります。 この設定により、カーネルのメモリー容量が不十分になります。 この問題を解決するには、/3GB スイッチが存在する場合には、そのスイッチを boot.ini ファイルから削除します。

また、4 GB を超える物理メモリーがインストールされているサーバーでは、 /PAE スイッチを boot.ini ファイルに指定します。 /PAE スイッチは、32 ビット・プロセッサーが 4 GB 限界を超えるメモリーにアクセスできるようにする物理アドレス拡張を指定します。

手順

  1. 「スタート」 > 「コントロール パネル」 > 「システム」をクリックします。
  2. システムのプロパティ」ウィンドウで、 「詳細設定」タブをクリックします。
  3. 起動と回復」領域で、「設定」をクリックします。
  4. 編集」をクリックして、boot.ini ファイルを編集します。
  5. /3GB スイッチが存在する場合には、そのスイッチを削除します。
  6. 4 GB を超える物理メモリーがインストールされているサーバーでは、 /PAE スイッチを boot.ini ファイルに追加します。
  7. boot.ini ファイルを保存して閉じます。
  8. OK」を 2 回クリックしてから、「コントロール パネル」ウィンドウを閉じます。

次のタスク

Windows を再始動して、変更内容を適用します。