IBM® Informix® 12.10

オペレーティング システムのタイミング コマンド

オペレーティング システムは通常、コマンドの時間を測るユーティリティを備えています。この時間測定ユーティリティを使って、DB-Access コマンド ファイルによって発行された SQL 文に対する 応答時間を測定することが可能です。

UNIX のみ

SQL 文の標準的な組合せを実行するようなコマンド ファイルがあれば、time コマンドを さまざまなシステム上で使用して、コマンド ファイルに含まれたコマンドの処理の正確なタイミングを知ることができます。

以下の例は UNIX の time コマンドの出力を示しています。
time commands.dba
...
4.3 real          1.5 user              1.3 sys 

time コマンドの出力には、経過した時間 (実)、ユーザの CPU 時間、およびシステムの CPU 時間がリストされます。C シェルを使用している場合は、C シェルの time コマンドの出力の最初の 3 列に、ユーザ、システム、経過の 各時間が表示されます。一般的に、システムの CPU 時間の比率が、合計経過時間の 1/3 を 超える場合は、アプリケーションのパフォーマンスが低くなる傾向があります。

time コマンドは、アプリケーションについてのタイミング情報を収集します。このコマンドを使用して、アプリケーションのインスタンスを起動し、データベース処理を実行した後終了し、以下の例に示すようなタイミング データを表示させることができます。
time sqlapp
   (enter SQL command through sqlapp, then exit)
10.1 real          6.4 user           3.7 sys

スクリプトを使って同じテストを何度も繰り返し、さまざまな条件下での結果を出して比較してみることができます。スクリプトの経過時間をスクリプトが実行したデータベース処理の回数で割ることにより、平均応答時間の見積りを得ることもできます。


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タイムスタンプ リリース日: 2013 年 3 月