Netstat UNIX コマンド

表 1 は、新規および更新された Communications Server z/OS® UNIX netstat コマンドのリストです。その他の (netstat 以外の) z/OS UNIX コマンド項目については、z/OS UNIX コマンドの更新の概要 を参照してください。

z/OS UNIX コマンドについて詳しくは、「z/OS Communications Server: IP システム管理者のコマンド」を参照してください。

次の表に示すパラメーターはすべて、z/OS UNIX netstat コマンドのものです。

表 1. z/OS V2R5 の新規および変更された Communications Server z/OS UNIX netstat コマンド
パラメーター 説明 変更の理由
-A 以下の情報が、SMC INFORMATION セクションの下に表示されます。
  • SMCDVERSION
  • SMCEID

SMCRSTATUS は、SMC バージョンに応じて、SMCRV1STATUS または SMCRV2STATUS のいずれかになりました。 SMCDSTATUS は、SMC バージョンに応じて、SMCDV1STATUS または SMCDV2STATUS のいずれかになりました。 最大 4 つの状況フィールドが表示されます。

SMC が使用されていないグローバルな理由がある場合、このフィールドは単に SMCSTATUS になります。

共有メモリー通信の複数 IP サブネット・サポート (SMCv2)
-A TCP 接続で使用中の zERT 適用ポリシー規則を表示します。 zERT ポリシー・ベース適用
-d PNETID=NONE を指定すると、PNETID のない SMC-D 対応インターフェースがすべて表示されます。

PNETID=* を指定すると、新しい PNETID=*NONE* 見出しの下に、PNETID のない SMC-D 対応インターフェースがすべて表示されます。

SMC-D 対応インターフェースの INTFNAME を指定すると、関連のない ISM インターフェースがすべて表示されます。

SMC を指定すると、SMCD LINK INFORMATION セクションの下に以下の情報が表示されます。
  • SMCDversion
  • SMCEID (SMCv2 の場合)
  • リモート・ホスト (SMCv2 で、使用可能な場合)
  • リモート・ホスト・タイプ (SMCv2 で、使用可能な場合)

INTFN=osa_interface を指定すると、関連付けられている OSA インターフェースと RNIC インターフェースの SMCR バージョン機能が表示されます。 新しいインターフェース・パラメーター PFID、SMCRIPADDR、および SMCRMTU が (構成されていれば) 表示されます。

INTFN=rnic_interface を指定すると、RNIC インターフェースの SMCR バージョン機能が表示されます。 SMC-Rv2 の場合、これには RNIC に関連付けられた IP アドレスが含まれます。

PNETID=pnetid を指定すると、新しいインターフェース・パラメーター PFID、SMCRIPADDR、および SMCRMTU が (構成されていれば) 表示されます。

SMC を指定すると、リンクが SMC-Rv2 用である場合は、「SMC リンク (SMC link)」セクションに以下の情報が表示されます。
  • リンク・タイプ: 直接 (Direct) または間接 (Indirect)
  • リンク役割: サーバー (Server) またはクライアント (Client)
  • リンク・タイプが間接の場合は、ネクスト・ホップ IP アドレスとネクスト・ホップ MAC アドレスも表示されます。
SMC を指定すると、「SMC リンク・グループ (SMC Link Group)」セクションに以下の情報が表示されます。
  • SMC バージョン
  • SMCEID (SMCv2 の場合)
  • リモート・ホスト名 (SMCv2 で、使用可能な場合)
  • リモート・ホスト・タイプ (SMCv2 で、使用可能な場合)
  • PNETID (SMCv1 の場合のみ表示)
共有メモリー通信の複数 IP サブネット・サポート (SMCv2)
-f
  • 新規 ZertDetailByPolicy サブパラメーター情報を SMFCONFIG セクションに表示します。
  • 新規 ZertSrvByPolicy サブパラメーター情報を NETMONITOR セクションに表示します。
zERT ポリシー・ベース適用
-f INTVAL および SYNCVAL を持つ新規 ZERT 集約サブパラメーター情報を GLOBALCONFIG セクションに表示します。 z/OS Encryption Readiness Technology (zERT) 集約記録間隔
-f POLICYREQUIRED および IKEDREQUIRED に構成された値が GLOBALCONFIG セクションにリストされます。 TCP/IP 拡張サービスの可用性の通知
-f 構成された SMCEID が SMCGlobal セクションにリストされます。

SMCDSYSEID が構成されているかどうか、および (構成されている場合は) その値が、SMCD セクションに表示されます。

構成された SMCPERMIT 項目が SMCGlobal セクションにリストされます。

構成された SMCEXCLUDE 項目が SMCGlobal セクションにリストされます。

共有メモリー通信の複数 IP サブネット・サポート (SMCv2)
-f 表示の「グローバル構成情報」セクションには、新しいシスプレックス・モニター設定 (DelayJoinIpsec および MonIpsec) が含まれます。 IPSec のシスプレックス・オートノミック
-R Netstat ARP が、SMC-Rv2 間接リンクに関連する ARP キャッシュ項目を表示するようになりました。 共有メモリー通信の複数 IP サブネット・サポート (SMCv2)
-x CONN DETAIL 環境アクションおよび接続アクションが構成されている場合は、これらの新規パラメーター ClientExtendedMasterSecret および ServerExtendedMasterSecret が表示されます。 AT-TLS とシステム SSL の使用
VIPADCFG 「SrvMgr」フィールドは表示されなくなりました。 Cisco Multi-Node Load Balancer (MNLB) のシスプレックス・ディストリビューター・サポートの廃止