z/OS UNIX ping コマンド: エコー要求の送信

z/OS® UNIX ping コマンドは、エコー要求を外部ノード (リモート・ホスト) に送信して、 そのノードがアクセス可能かどうかを判別します。

Ping コマンドへの応答が受信されると、経過時間が表示されます。この時間には、ユーザーが TCP/IP アドレス・スペースとの間の通信で費やした時間は含まれていません。
注: ping は、 z/OS UNIX シェルにおける oping コマンド の同義語です。oping のコマンド構文は、ping のコマンド構文と同じです。

フォーマット

構文図を読む構文図をスキップする ping Option host_name  - h   - ? 
オプション
構文図を読む構文図をスキップする -Aipv4ipv6  -c1echo -i interface  -l 256bytes -n -Pyesignore -p tcpname -s  srcip -t10seconds -v

パラメーター

このセクションではパラメーターについて説明します。
host_name
エコー要求を送信する先のホストを指定します。これは、IP アドレス、またはリゾルバーにより変換可能な ホスト名である必要があります。 IPv4 にマップされた IPv6 アドレスはサポートされません。

host_name 値が IP アドレスではなくホスト名として指定された場合は、このコマンドはリゾルバーを呼び出してホスト名の IP アドレスを取得します。このコマンドは、リゾルバーが戻した最初の IP アドレスを使用します。-A オプションを使用して、コマンドがリゾルバーから IPv4 IP アドレスのみを要求するのか、または IPv6 IP アドレスのみを要求するのかを指定します。-A オプションの指定がない場合は、-i オプションと -s オプションも使用して、 コマンドがリゾルバーから IPv4 IP アドレスのみを要求するのか、または IPv6 IP アドレスのみを要求するのかを判別することができます。-A-i、または -s のいずれのオプションも指定されていない場合は、このコマンドはリゾルバーから特定のタイプの IP アドレスを要求していないため、IPv4 と IPv6 の IP アドレスがリゾルバーによって戻されます。

IPv6 リンク・ローカル・アドレスを使用する場合は、IP アドレスまたはホスト名に範囲情報を指定できます。範囲情報を指定するには、host_name 値の後にパーセント記号 (%) を追加し、その後に範囲情報を指定します (通常はインターフェース名)。範囲情報を指定したコマンドの使用例については、以降の例を参照してください。範囲情報の使用に関する詳細については、「z/OS Communications Server: IPv6 ネットワークとアプリケーション開発ガイド」の『スコープ情報のサポート』を参照してください。

ガイドライン:
  • 複数の TCP/IP スタックを同一の MVS™ イメージで実行していて、範囲情報として使用されるインターフェース名が複数の TCP/IP スタックに定義されている場合は、コマンドのパケットの送信に正しいスタックを使用するように -p パラメーターを指定する必要があります。
  • host_name オプションへの範囲情報の指定は、INTF オプションを使用したローカル・インターフェースの指定と同じ効果がありますが、-i オプションはより広範囲の状況に対応しています (範囲情報は IPv6 リンク・ローカル・アドレスのみに適用されます)。範囲情報を指定する両方の方法を同じコマンドに使用すると、host_name オプションの範囲情報に指定された値と、-i インターフェース・オプションに指定された値は同じローカル・インターフェースを表します。そうでない場合は、コマンドが失敗します。
-A ipv4 | ipv6
ホスト名を IP アドレスに変換する際に、リゾルバーが戻す IP アドレス・タイプを指定します。 このオプションの値で、大文字小文字の区別はありません。
ipv6
ホスト名を IP アドレスに変換する際に、リゾルバーから IPv6 IP アドレスのみが戻されるように指定します。
ipv4
ホスト名を IP アドレスに変換する際に、リゾルバーから IPv4 IP アドレスのみが戻されるように指定します。

-A オプションが指定されていない場合、host_name 値を IP アドレスに変換する方法については、host_name パラメーターの説明を参照してください。

-c echo
ホストに送信されるエコー要求の数を設定します。-c パラメーターを指定しない場合は、-v パラメーターが指定されていない限り、デフォルト値の 1 が使用されます。-v パラメーターが指定されていて、しかし -c パラメーターが指定されていない場合、デフォルト値は 3 です。echo の値が指定されていない場合、エラーが発生します。echo の値は、0 から 231 マイナス 1 (つまり 2147483647) の範囲内でなければなりません。 echo が 0 の場合、Ping コマンドはエコー要求を連続的に送信します。Ping コマンドを停止するには、使用法を参照してください。

制約事項: -v パラメーターを指定する場合は、-c パラメーターに対して値 0 を指定することはできません。

-h または -question mark (?)
Ping コマンドに関するヘルプ情報を提供します。-h または -? パラメーターは、Ping コマンド行で他のパラメーターと一緒に指定することはできません。
-i interface
パケットが送信されるローカル・インターフェース interface を指定します。インターフェースは、LINK または INTERFACE プロファイル・ステートメントからの最大 16 バイトの名前、またはローカル・インターフェースの IP アドレスのいずれかです。IPv4 にマップされた IPv6 アドレスはサポートされません。 ローカルの VIPA または LOOPBACK インターフェースは無効です。

宛先ホストがホスト名として指定されており、-A オプションが指定されていない場合は、interface 値のアドレス・タイプを使用して、ホスト名を IPv4 または IPv6 IP アドレスに変換するかどうかを決めます。

このパラメーターが指定されている場合、Ping はデフォルト TCP/IP スタックまたは -p パラメーターで指定されたスタックのいずれかに対して類似性を設定します。指定されたインターフェースは、Ping が類似性を設定するスタックに対して定義する必要があります。また、経路は、必ず指定されたインターフェースを使用する宛先に対して 存在するようにしておく必要があります。これは、デフォルトの経路も含めて、どのような経路の場合 にも当てはまることです。このパラメーターは、アウトバウンド・パケットの送信元 IP アドレスとして 使用される -s パラメーターとは関係ありません。
注: このパラメーターは、特定の経路を使用した応答時間とパスの可用性を分析する際の 診断援助機能として、IPCONFIG MULTIPATH または IPCONFIG6 MULTIPATH プロファイル・ステートメント でのマルチパスの設定に関係なく、パケットのアウトバウンド・パス選択アルゴリズムをバイパスすることに よって、指定されたインターフェース経由でパケットの経路を定めます。
制約事項:
  • interface 値に範囲情報を指定することはできません。
  • パラメーターの OSM インターフェースを指定するには、ユーザー ID にはこのインターフェースを使用するための RACF® 権限が必要です。 OSM インターフェース権限について詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『OSM アクセス制御』を参照してください。

制限:

-l bytes
エコー要求のデータ・バイト数を設定します。bytes 値を指定しないとエラーになります。-l パラメーターを指定しない場合は、デフォルトの 256 が使用されます。 バイト数は、8 から 65 487 の範囲でなければなりません。最低 8 データ・バイトがタイム・スタンプ値に必要です。これは Ping コマンドがエコー要求をエコー応答に関連付けるために使用します。
  • IPv4 宛先の場合、アウトバウンドのエコー要求パケットの長さには、IPv4 IP ヘッダーの長さ (20 バイト)、ICMP ヘッダーの長さ (8 バイト)、および -l パラメーターで指定されるデータの長さが含まれます。TCP/IP スタックの構成によって、TCP/IP スタックはエコー要求パケットが送信される前に追加の IP ヘッダー・オプションを Ping コマンドが作成する IP ヘッダーに追加することがあります。
  • IPv6 宛先の場合、アウトバウンドのエコー要求パケットの長さには、IPv6 IP ヘッダーの長さ (40 バイト)、ICMPv6 ヘッダーの長さ (8 バイト)、および -l パラメーターで指定されるデータの長さが含まれます。TCP/IP スタックの構成によって、TCP/IP スタックはエコー要求パケットが送信される前に追加の IPv6 拡張ヘッダーを Ping コマンドが作成するパケットに追加することがあります。
-n
パス MTU 問題により、受信された ICMP/ICMPv6 メッセージに対して Ping コマンドは IP アドレスをホスト名に変換しないことを示します。このパラメーターは、-P パラメーターも指定されていた場合のみ有効になります。それ以外の場合は、このパラメーターは無視されます。 このパラメーターを指定すると、Ping コマンドはフラグメント化が必要なホストの IP アドレスのみを表示します。例:
    Ping #n needs fragmentation at: ipaddress
-P yes | ignore
このパラメーターは、ネットワーク内のパス最大伝送単位 (MTU) 問題を診断するために使用できます。これにより、アウトバウンドのエコー要求パケットのフラグメント化を回避し、Ping コマンドに使用するパス MTU ディスカバリー・サポートを指定します。IPv4 の場合、パス MTU ディスカバリー・サポートは、IPCONFIG プロファイル・ステートメントで PATHMTUDISCOVERY パラメーターを指定することで使用可能になります。IPv6 の場合、パス MTU ディスカバリー・サポートは、デフォルトで使用可能になっています。このオプションの値で、大文字小文字の区別はありません。
yes
ローカル・ホストまたはネットワーク内でアウトバウンドのエコー要求パケットをフラグメント化せず、宛先のパス MTU ディスカバリーが決定した MTU 値を使用することを示します。
  • パス MTU ディスカバリーが宛先の MTU 値を既に決定している状態で、Ping エコー要求パケットの長さがこの MTU サイズよりも大きい場合は、ローカル TCP/IP スタックはそのパケットを送信しません。この場合、Ping コマンドは、フラグメント化が必要なホストのアドレスとしてローカル・スタックの IP アドレスを 1 つ表示し、Ping コマンドが表示するネクスト・ホップの MTU 値は宛先に対する現行パス MTU 値となります。IPv4 宛先に対する Ping コマンドの場合、Ping コマンドの処理によって、宛先に対するパス MTU ディスカバリー・サポートがトリガーされることはありません。IPv4 の場合は、TCP の処理によってのみパス MTU ディスカバリー・サポートがトリガーされます。
  • パス MTU ディスカバリーが非アクティブの状態、または宛先のパス MTU 値をまだ決定していない状態で、Ping エコー要求パケットがこのパケットに選択された構成済み経路 MTU を超えている場合は、ローカル TCP/IP スタックはそのパケットを送信しません。この場合、Ping コマンドは、フラグメント化が必要なホストのアドレスとしてローカル・スタックの IP アドレスを 1 つ表示し、Ping コマンドが表示するネクスト・ホップの MTU 値は Ping パケットに選択された経路のものとなります。
  • ネットワークの何らかの部分でエコー要求パケットにフラグメント化が必要になったために Ping 要求が失敗した場合、Ping コマンドはフラグメント化が必要な IP アドレスを表示し、ネクスト・ホップ MTU 値がある場合はそれを表示します。
ignore
ローカル・ホストまたはネットワーク内でアウトバウンドのエコー要求パケットをフラグメント化せず、宛先のパス MTU ディスカバリーが決定した MTU 値を無視することを示します。
  • パス MTU ディスカバリーが宛先の MTU 値を決定している状態で、Ping エコー要求パケットの長さがこの MTU サイズよりも大きい場合は、ignore 値を指定すると Ping エコー要求がローカル TCP/IP スタックにより送信されて、ネットワークのどこで MTU 問題が発生したのかを判別することができます。この場合、Ping コマンドはフラグメント化が必要な IP アドレスを表示し、パス MTU 値がある場合はそれを表示します。
  • Ping エコー要求パケットがこのパケットに選択された構成済み経路 MTU を超えている場合は、ローカル TCP/IP スタックはそのパケットを送信しません。この場合、Ping コマンドは、フラグメント化が必要なホストのアドレスとしてローカル・スタックの IP アドレスを 1 つ表示します。 Ping コマンドが表示するネクスト・ホップの MTU 値は、Ping パケットに選択された経路のものとなります。
エコー要求パケットにフラグメント化が必要であることを示す ICMP/ICMPv6 のエラー・メッセージを Ping コマンドが受信すると、このメッセージに基づいて次の出力を表示します。
    Ping #n needs fragmentation at: host_name (ipaddress)
ホスト名の解決が失敗すると、Ping コマンドは次の出力を表示します。
    Ping #n needs fragmentation at: ipaddress (ipaddress)

Ping コマンドがホストのホスト名と、その IP アドレスをホスト名に変換しないで表示するように要求するには、-n パラメーターを使用できます。

ホストが ICMP/ICMPv6 メッセージでネクスト・ホップ MTU サイズを戻した場合は、この MTU サイズも表示されます。Next-hop MTU size is nnnnn

MTU サイズが表示されない場合は、Length パラメーターを使用してエコー要求パケットのサイズを変更することでネットワークの MTU を判別できます。

MULTIPATH PERPACKET 考慮事項: MULTIPATH PERPACKET オプションが有効で等価コスト経路が Ping の宛先ホストに構成されている場合は、等価コスト経路の中で最小の MTU 値が送信可能な最大のパケット・サイズとして使用されます。これは、等価コスト経路の一部がより大きいパケット・サイズをサポートしている場合でも同様です。

-p tcpname
使用する TCP/IP スタックの名前を指定します。

tcpname は、8 バイトのプロシージャー名であり、TCP/IP を開始するために使用します。 TCP/IP 開始の S member.identifier メソッドを使用する場合 は、identifier に指定する値は tcpname として使用する必要があります。このオプションが指定されず、かつ、CINET で z/OS UNIX が構成されている場合は、CINET プリルーターは要求の経路指定先に TCP/IP スタックを選択します。

-s srcip
送信元 IP アドレスである srcip を指定します。 これはホスト名ではなく、IP アドレスとして指定する必要があります。IPv4 にマップされた IPv6 アドレスはサポートされません。 複数の IP アドレスを持つホストでは、 別のスタックの 1 つのインターフェースの IP アドレスに送信元アドレスを設定することができます。これは、VIPA アドレスでも構いません。

宛先ホストがホスト名として指定されており、-A オプションが指定されていない場合は、srcip 値のアドレス・タイプを使用して、ホスト名を IPv4 または IPv6 IP アドレスに変換すべきかどうかを決めます。

制約事項: 送信元 IP アドレスに範囲情報を指定することはできません。

-t seconds
Ping コマンドが応答を待つ秒数を設定します。-t パラメーターを指定しない場合は、デフォルトの 10 秒が使用されます。seconds 値を指定しないとエラーになります。指定される秒数は、1 から 100 の範囲でなければなりません。
-v
受信したエコー応答に関する追加の詳細および統計の要約を提供します。

-v および -c パラメーターを指定しない場合、エコー要求のデフォルト数は 1 です。-c パラメーターを指定しないで -v パラメーターを指定する場合、デフォルト値は 3 です。-v パラメーターと -c パラメーターの両方を指定する場合、エコー要求の数は -c パラメーターで指定されている値です。

制約事項: -c パラメーターに対して値 0 を指定する場合、-v パラメーターを指定することはできません。

-v パラメーターが指定されている場合は、Ping コマンド出力の形式について以降の例を参照してください。詳細な情報で使用されているフィールドについて、以降の応答の説明を参照してください。

使用法

このセクションでは使用法について説明します。
  • Ping コマンドを停止または中断するには、Ctrl c を押します。割り込みキーは、z/OS UNIX シェルの OMVS ESCAPE コマンド、あるいは RAW シェルの stty コマンドを使用して変更することができます。 OMVS および stty コマンドの詳細については、 「z/OS UNIX System Services コマンド解説書」を参照してください。
  • Ping コマンド行では複数のパラメーターを指定することができます。ただし、-h と -? パラメーターは、Ping コマンド行で他のパラメーターと一緒に指定することはできません。
制約事項:
  • リモート・ホストに対する Ping コマンドは、2 つのシステム間にファイアウォールがあると、他のコマンドを使用してそのホストに到達できる場合であっても失敗する可能性があります。
  • リモート・ホストに対する Ping コマンドは、2 つのシステム間のどこかに IPSec トンネルがあると、他のコマンドを使用してそのホストに到達できる場合であってもパス MTU 情報を検出できない可能性があります。 Ping -P の IPSec トンネルとの相互作用に関する詳細については、TSO PING および z/OS UNIX ping コマンド問題の解決を参照してください。

このセクションでは例について説明します。
  • IPv4
    ping mvs098
    CS V2R5: Pinging host mvs098 (9.67.113.11)  
    Ping #1 response took 0.002 seconds. 変更の始まり(2.012 milliseconds)変更の終わり
  • IPv6
    ping linuxipv62.tcp
    CS V2R5: Pinging host linuxipv62.tcp.raleigh.ibm.com   
    at IPv6 address 2001:0db8::1:9:67:114:44              
    Ping #1 response took 0.002 seconds. 変更の始まり(2.023 milliseconds)変更の終わり
  • -P パラメーターに ignore の値が指定され、ネットワーク内でフラグメント化が必要な IPv4。この IPv4 ネットワーク内のホストは、ICMP エラー・メッセージの送信時にネクスト・ホップ MTU 値を供給しません。次の例は、宛先に対して複数のネットワーク・パスがあるネットワークを表しています。
    ping -c 4 -l 2500 -P ignore  hosta             
    CS V2R5: Pinging host hosta.test.ibm.com (9.42.99.99)   
    Ping #1 needs fragmentation at: hoste.test.ibm.com 9.42.22.22
    Ping #2 response took 0.002 seconds. 変更の始まり(2.012 milliseconds)変更の終わり
    Ping #3 response took 0.001 seconds. 変更の始まり(1.499 milliseconds)変更の終わり
    Ping #4 needs fragmentation at: hoste.test.ibm.com 9.42.22.22
  • -v パラメーターが指定された IPv4。
    ping -v hosta 
    変更の始まりCS V2R5: Pinging host hosta.test.ibm.com (9.56.217.100)                 
    with 256 bytes of ICMP data                                             
    Ping #1 from 9.56.217.100: bytes=264 seq=1 ttl=64 time=0.175 ms         
    Ping #2 from 9.56.217.100: bytes=264 seq=2 ttl=64 time=0.059 ms         
    Ping #3 from 9.56.217.100: bytes=264 seq=3 ttl=64 time=0.091 ms         
    Ping statistics for hosta.test.ibm.com (9.56.217.100)                   
      Packets: Sent=3, Received=3, Lost=0 (0% loss)                         
      Approximate round trip times in milliseconds:                         
      Minimum=0.059 ms, Maximum=0.175 ms, Average=0.108 ms, StdDev=0.060 ms変更の終わり
    -v-l、および -P パラメーターに ignore の値が指定され、しかし Ping が失敗する (タイムアウトおよびフラグメント化が必要なエラー) IPv4。
    ping -v -l 2500 -P ignore hosta 
    CS V2R4: Pinging host hosta.test.ibm.com (9.56.99.99)
    with 2500 bytes of ICMP data 
    Ping #1 needs fragmentation at: hoste.test.ibm.com (9.56.22.22)
    Ping #2 timed out
    Ping #3 timed out
    
    Ping statistics for hosta.test.ibm.com (9.56.99.99)
      Packets: Sent=3, Received=0, Lost=3 (100% loss)
  • -P パラメーターに ignore の値が指定され、ネットワーク内でフラグメント化が必要な IPv6。
    ping -c 4 -l 3000 -P ignore -n  hostipv6 
    CS V2R5: Pinging host hostipv6.raleigh.ibm.com 
    at IPv6 address 50c9:c2d4:0:5:9:6b00:111a:1
    Ping #1 needs fragmentation at: 50c9:c2d4:0:3:9:6b00:111a:250e
      Next-hop MTU size is 1500
    Ping #2 response took 0.002 seconds. 変更の始まり(2.012 milliseconds)変更の終わり
    Ping #3 response took 0.001 seconds. 変更の始まり(1.488 milliseconds)変更の終わり
    Ping #4 needs fragmentation at: 50c9:c2d4:0:3:9:6b00:111a:250e
      Next-hop MTU size is 1500
  • -P パラメーターに yes の値が指定され、-n パラメーターが指定された IPv6。パス MTU ディスカバリーにより、フラグメント化が最初にネットワーク内で、次にローカル TCP/IP スタックで必要です。
    ping -c 4 -l 3000 -P yes -n  hostipv6
    CS V2R4: Pinging host hostipv6.raleigh.ibm.com 
    at IPv6 address 50c9:c2d4:0:5:9:6b00:111a:1
    Ping #1 needs fragmentation at: hoste.test.ibm.com (50c9:c2d4:0:3:9:6b00:111a:250e)
      Next-hop MTU size is 1500
    Ping #2 needs fragmentation at: local.host (50c9:c2d4:0:6:1:6b00:111a:0001)
      Next-hop MTU size is 1500
    Ping #3 needs fragmentation at: local.host (50c9:c2d4:0:6:1:6b00:111a:0001)
      Next-hop MTU size is 1500 
    Ping #4 needs fragmentation at: local.host (50c9:c2d4:0:6:1:6b00:111a:0001) 
      Next-hop MTU size is 1500
  • -c-l、および -v パラメーターが指定された IPv6。
    ping -c 5 -l 8944 -v hostipv6  
    変更の始まりCS V2R5: Pinging host hostipv6.raleigh.ibm.com
    at IPv6 address 2001:db8:10::81:4:4
    with 8944 bytes of ICMP data                                                     
    Ping #1 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=1 hoplim=255 time=0.841 ms      
    Ping #2 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=2 hoplim=255 time=0.313 ms      
    Ping #3 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=3 hoplim=255 time=0.331 ms      
    Ping #4 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=4 hoplim=255 time=0.332 ms      
    Ping #5 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=5 hoplim=255 time=0.315 ms      
    Ping statistics for hostipv6.raleigh.ibm.com    
    at IPv6 address 2001:DB8:10::81:4:4                                          
      Packets: Sent=5, Received=5, Lost=0 (0% loss)                                  
      Approximate round trip times in milliseconds:                                  
      Minimum=0.313 ms, Maximum=0.841 ms, Average=0.426 ms, StdDev=0.232 ms変更の終わり
    -c-l、および -v パラメーターが指定された、しかし Ping の結果が混在する (成功と失敗) IPv6。
    ping -c 5 -l 8944 -v hostipv6 
    変更の始まりCS V2R5: Pinging host hostipv6.raleigh.ibm.com
    at IPv6 address 2001:db8:10::81:4:4
    with 8944 bytes of ICMP data                                                        
    Ping #1 timed out
    Ping #2 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=1 hoplim=255 time=0.654 ms         
    Ping #3 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=2 hoplim=255 time=0.252 ms         
    Ping #4 timed out
    Ping #5 from 2001:db8:10::81:4:4: bytes=8952 seq=3 hoplim=255 time=0.277 ms         
    Ping statistics for hostipv6.raleigh.ibm.com    
    at IPv6 address 2001:db8:10::81:4:4                                         
      Packets: Sent=5, Received=3, Lost=2 (40% loss)                                     
      Approximate round trip times in milliseconds:                                     
      Minimum=0.252 ms, Maximum=0.654 ms, Average=0.394 ms, StdDev=0.225 ms変更の終わり
  • 範囲情報を指定した IPv6 リンク・ローカル。
    ping fe80::12:1:2%mpc6221          
    CS V2R5: Pinging host FE80::12:1:2%MPC6221       
    at IPv6 address fe80::12:1:2                     
    Ping #1 response took 0.001 seconds. 変更の始まり(1.012 milliseconds)変更の終わり

応答の説明:

Ping コマンドは、送信された各エコー要求パケットごとに応答出力を 1 行表示します。デフォルトの応答出力行には、受信されたエコー応答の経過秒数変更の始まりと経過ミリ秒数変更の終わりが表示されます。

-v パラメーターが指定されている場合、以下の情報が表示されます
エコー応答の詳細
Ping #n from address
エコー応答カウンターの処理およびエコー応答送信者の IP アドレス。
bytes=nn
エコー応答からの ICMP パケット (ICMP ヘッダーおよびデータ部分) のバイト数。
seq=nn
エコー応答の ICMP シーケンス番号。
ttl=nn (for IPv4)
エコー応答の存続時間の値。
hoplim=nn (for IPv6)
エコー応答のホップしきい値。
time=nn変更の始まり.nnn変更の終わり ms
ミリ秒単位の往復時間 (RTT)。
Ping 統計の要約
Sent
送信したエコー要求パケットの総数。
Received
受信したエコー応答パケットの総数。
Lost (n% loss)
脱落したエコー・パケット (受信されなかったエコー応答パケット) の総数および脱落のパーセンテージ。
ミリ秒単位の概算往復時間 (RTT)
Minimum
送信された Ping 要求の最小 RTT 値。
Maximum
送信された Ping 要求の最大 RTT 値。
Average
送信された Ping 要求の平均 RTT 値。
StdDev
送信された Ping 要求のすべての RTT 値の標準偏差。