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2.2.3 シングル・ユーザー・モードでの立ち上げ

システムの基本的な設定を変更する場合などに必要なシングルユーザモードで システムを立ちあげるには、bootの後ろに、singleの意味を表す -s オプショ ンを指定し、 boot -s で、ブートを行ないます。そうすれば、ルートのパスワードが 要求されますので、パスワードを入力してください。 (もしここでルートのパスワードを入力せずにマシンを立ちあげることができ たらどうなるでしょう。誰でも電源を切ることでシステムのrootになりすます ことができてしまいます!)

先にみた普通の立ち上げ方は、マルチ・ユーザー・モードといい、 最後にはlogin:のプロンプトが出て、ユーザーのログイン待ちの状態に 入ります。一方、シングル・ユーザー・モードでの立ち上げの場合には、 最後には、#のプロンプトがでて、入力待ちになります。 #のプロンプトは、スーパー・ユーザーのプロンプトで、 シングル・ユーザー・モードとは、スーパー・ユーザーだけが、システムを 占有しているモードです。



Noriyo Kanayama