イー・モバイルは、3月28日から開始する通話サービスに対応したスマートフォン「S11HT」と、国内ローミング対応の「H11T」を発表した。
イー・モバイルは2月25日、3月28日から開始する「ケータイプラン」に対応したHTC製スマートフォン「S11HT」と、ローミング対応の東芝製「H11T」を発表した。3月28日に発売する。
S11HT(通称「EMONSTER」)は、OSにWinows Mobile 6 日本語版を採用したQWERTYキーボード搭載モデル。タッチスクリーン機能や2.8型QVGA液晶画面、GPSを搭載する。下り最大3.6Mbpsのデータ通信に対応するほか、Microsoft Officeのモバイル端末向けスイート「Office Mobile」やPDF閲覧ソフトを搭載し、ビジネス文書の編集や閲覧(編集機能はWord、Excelのみ)ができる。
製品名 | S11HT |
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本体サイズ | 高112×幅59×厚19ミリメートル |
重量 | 約190グラム |
OS | Winows Mobile 6 Proffesional Edition日本語版 |
画面 | 2.8型QVGA(240×320ドット)TFT液晶 |
通信 | HSDPA/W-CDMA(1700MHz)、IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.0+EDR |
カメラ | 300万画素カラーCOMS |
外部メディア | microSDカード |
接続端子 | ミニUSB |
使用時間 | 連続待ち受け:350時間、連続通話:264分 |
H11Tは、下り最大3.6Mbpsのデータ通信に対応し、2.8型ワイドQVGA液晶画面を搭載する。有効画素数約324万画素のデジタルカメラ機能やワンセグ、国語/英和/和英辞書機能、赤外線通信機能などを採用している。
製品名 | H11T |
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本体サイズ | 高104×幅50×厚17.9ミリメートル |
重量 | 約130グラム |
画面 | 2.8型ワイドQVGA(240×400ドット)TFT液晶 |
通信 | HSDPA/W-CDMA(1700/2100MHz)、赤外線、Bluetooth AV Profile |
カメラ | 324万画素カラーCOMS |
外部メディア | microSDカード |
使用時間 | 連続待ち受け:350時間、連続通話:160分 |
ケータイプランなど新サービスでは、同社のサービスエリア外ではNTTドコモのFOMA網に接続する仕組みだが、ローミング対応モデルはH11Tのみで、S11HTはイー・モバイルのサービスエリア外では携帯電話網に接続できない。
価格は、購入時にすべての金額を支払う「ベーシック」の場合、S11HTが6万7980円、H11Tが5万7980円。2年契約を条件に購入時の代金を割り引く「新にねん」ではS11HTが4万3980円、H11Tが3万3980円。新にねんでは毎月1000円を支払うことで購入時の代金をさらに2万4000円割り引く「ご加入アシストにねん」を用意しており、この場合ではS11HTが1万9980円、H11Tが9980円になる。
ケータイプランを解約した場合には契約解除料が発生する。契約開始3カ月目以降は毎月1000円もしくは2000円ずつ解除料が減額される(購入パターンによる)仕組み。なお、解除料が発生するのは利用開始から2年までとなる。
購入パターン | 契約後2カ月目まで | 3カ月〜1年11カ月目 | 2年目 |
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新にねん+ご加入アシストにねん | 4万8000円 | 4万6000円〜4000円 | 2000円 |
新にねんのみ | 2万4000円 | 2万300円〜2000円 | 1000円 |
新端末発売に合わせ、同社ではインターネット接続および電子メールサービスの「EMnet」も開始する。EMnetは、ユーザー認証やコンテンツ課金機能を持つサービスで、有害サイトのフィルタリングサービスも提供される予定する。月額利用料は315円。新端末では標準機能として利用できるが、S11HTではOSの設定を変更することで、EMnetを介さずにPC向け電子メールやインターネット接続が利用できるという。
千本倖夫会長兼CEOは「国内で実績のある東芝やWindowsスマートフォン最大メーカーのHTCが端末を供給してくれるのは名誉なこと。端末戦略を具体的に明かせないが、今回の発表はほんの一部」と話し、さらに新規メーカーなどから端末の供給を受ける可能性があることを示唆した。
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