写真とムービーで見る,CLIE PEG-NRシリーズインプレッション
新ボディ/新機能の採用に伴って,各パーツのデザインも新しくなっている。細かな部分の作り込みのよさはソニーらしさを感じられる。
フリップのちょうつがいとなっている部分の左側面にはカメラを操作するためのCAPTUREボタンがある。CAPTUREボタンを押すとキャプチャソフト「CLIE Camera」が起動し,もう一度押すと撮影が行える
ちょうつがいの右側面にはストラップガイドがついている。200グラムの重みに耐えられるしっかりした作りになっていた
スタイラスは右手前に装着できるようになっている
左側面にはPEG-N700C/N750Cらと同様のイヤホン&音楽コントローラ端子やHOLDボタンが見える。もちろん,ジョグダイヤルとBACKボタンも付いている
アプリケーションボタンはキーボードの上に配置され,オープンスタイル時のみ使用可能
電源ボタンはちょうつがいのレール部分にあり,ターンスタイルでもオープンスタイルでも使用可能。電源をオンにすると電源マークが緑に光る
クレードルも新デザインになった。本体を支える透明のプレートや,クレードル右についているスタイラス置き場などが格好いい
とりあえず及第点クリア!の評価ができるキーボード見どころの多いNRシリーズだが,筆者が特に気になったのはキーボードだ。NRシリーズがここまで斬新的なデザインになったのはキーボードの採用が大きく影響していることは疑いなく,「ここまでして付けたかったキーボードはどんな仕様なのか」興味があったのだ。 率直な感想は「及第点はクリアしている」というものだった。 各キーは直径約5ミリの丸い形をしている。通常はこれを左右の親指で操作するわけだが,親指のサイズを考えるとミスタッチが多くなりそうに見える。しかし,しっかりしたクリック感があるおかげで,親指中央の力の入る部分のキーだけを押し込むことができるようになっている。 キーは全部で42個あり,主要なアルファベットキーは一般的なQWERTY配列となっている。記号はANSI(ASCII)でもJISでもない特別な配列になっているが,使用頻度を考えれば許容範囲内だろう。特殊キー(ShiftキーやEnterキーなど)も独自色が出ているものの,違和感を感じるほどではない。 万人が快適に使えるかどうかはもう少し使い込んだ上での判断になるが,1〜2時間試用した限りでは上記のような感想だ。また個人的には,キーの押しやすさはザウルスMI-E1と同等だが,配列についてはザウルスよりも配慮されているように感じた。
NRシリーズのキーボード。親指と比べると大きさがなんとなく分かるだろう
キー配列は独特
丸いドームのような形をしている各キー [濱田宏貴,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. |