HYBRID W-ZERO3は1月28日発売、新料金プラン「新ウィルコム定額プラン G」発表:3Gは月額6700円、PHSなら月額4250円
ウィルコムが12月17日、「HYBRID W-ZERO3」を1月28日に発売すると発表。合わせて専用の料金プラン「新ウィルコム定額プラン G」を発表した。
ウィルコムが12月17日、1月の販売を予告していたスマートフォンの最新モデル「HYBRID W-ZERO3」の発売日と料金体系を発表した。HYBRID W-ZERO3は2010年1月28日から販売を開始。ウィルコムストアでは1月14日から予約を受け付ける。
HYBRID W-ZERO3のウィルコムストア・ウィルコムプラザ価格は6万9840円。分割払いを選ぶと月々2910円の24回払いとなる。W-VALUE SELECTを利用して新規契約・機種変更をすると、月々1430円のW-VALUE割引が24カ月間受けられ、実質負担額は3万5520円(月々1480円)となる。
料金プランはHYBRID W-ZERO3専用のものが用意された。「新ウィルコム定額プラン G」は、月額1450円でウィルコム間の通話が無料、他社携帯電話や一般加入電話への通話料は30秒あたり21円になる料金プラン。契約はPHSと3Gの両方で行う必要があり、PHSのみや3Gのみでの契約はできない。
パケット通信料は、3Gが0円〜5250円、PHSが0円〜2800円の定額制となる。パケット単価は、3G・PHSともに0.105円/パケット。HYBRID W-ZERO3からの通信だけでなく、PCと接続してモデムとして利用した場合や、Wi-Fiのアクセスポイントとして利用した場合でも上限は変わらない(ただしWi-Fiアクセスポイントとして利用するには、専用アプリを試用期間経過後に2400円で購入する必要がある)。パケット通信料は3GとPHSで分計され、両方使うとパケット通信料の上限は8050円になる。
なおHYBRID W-ZERO3のパケット通信は、初期設定では3Gのみを使う設定になっている。パケット通信を3Gのみで行い、通話をウィルコム回線に限れば、月額最大6700円でHYBRID W-ZERO3が利用できる計算になる(端末代金のぞく)。パケット通信をPHSのみ使う設定にすれば、3Gのパケット通信料が0円になるので、月額4250円で利用することも可能だ。
契約は1年単位で、契約期間中に回線の解約をしたり、年間契約を解除したり、年間契約対象外の料金コースへ変更したりした場合は、年間契約解除手数料として初年度で4200円、2年目以降は2100円が発生する。また、新ウィルコム定額プラン Gは、契約から3年の間に回線を解約したり、「新ウィルコム定額プラン S」以外の料金コースに変更する場合は、年間契約解除手数料に加えて新ウィルコム定額プラン G解除料が5775円かかる。端末代金は2年で払い終わるものの、回線は3年契約をする必要がある点は注意が必要だ。
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