写真で解説する「IS02」(2/3 ページ)
IS seriesのWindows phone「IS02」は、東芝製のグローバルモデル「K02」ベースのWindows Mobile 6.5.3搭載機。独自開発のユーザーインタフェース「NX!UI」の動画を交えて紹介しよう。
東芝独自のユーザーインタフェース「NX!UI」
CPUには、スマートフォン向けプロセッサとしてすでに高い評価を得ている、QualcommのSnapdrago 1GHzを搭載しており、動作は非常に軽快だ。また、新たに搭載された東芝独自の「NX!UI」も出来がよく、Windows phoneでよく聞かれた「分かりにくい」「使いにくい」といったユーザーのストレスを軽減する、さまざまな仕組みを用意している。
NX!UIは、Windows Mobile 6.5.3で実現した指先での操作に最適化されており、まるでAndroid OSを搭載したスマートフォンのような操作体系を提供しているのが面白い。待受画面に相当するホーム画面にウィジェットやアプリのショートカットなど、さまざまな要素を自在に配置してカスタマイズできる機能や、よく使う機能やWebサイトをかんたんに呼び出せる機能などを用意しており、慣れると効率よく操作できる。Windows phoneの操作に慣れている人でも、NX!UIは外さずに利用した方が心地よく使えるだろう。
NX!UIでの操作は、基本的にホーム画面に配置したウィジェットやアプリへのショートカット、そして画面下部に配置されたメニューバーから各種機能を呼び出すという形になる。一度iPhoneやAndroidスマートフォンに触れたことがある人なら、まったく違和感なく操作できるだろう。スマートフォンに初めて触れる人も、直感的なUIでWindows phoneであることを意識することなくIS02を利用できる。
NX!UIの主な操作は、画面下部に配置されたこのメニューから行う(赤枠の部分)。一番左がアプリの終了などができるタスク管理、左から2番目がアドレス帳、中央がパーソナルログを活用するよく使うWebサイト/アプリ、右から2番目がアイテムの追加/レイアウト編集などのカスタマイズ、そして一番右がメニュー
NX!UIのホーム画面は、初期状態では3画面用意されているが、1画面に減らす、あるいは5画面に増やすことも可能。ホーム画面上にはウィジェットやアプリのショートカットなどが自由に配置できる。あらかじめセットされているショートカットやウィジェットも好きな場所に移動可能だ。アイコンとアプリ名の表示方法をカスタマイズすることもできる。
特に便利なのが、中央に配置されている「よくみるWebサイト」「よく使うアプリ」。利用頻度が高いWebサイトやアプリがより上に表示されるので、しばらく使えばその名の通りよく使うものから順にアイコンが並んでいく。定期的に見ているサイトやいつも使うアプリはここから呼び出すといい。
ホーム画面にアイコンを追加したり、レイアウトを変更したりしたい場合は右から2番目のアイコンを押す。するとカスタマイズ用のメニューが表示されるので、適宜やりたいことを選べばいい。アイテムの追加を選ぶと、ウィジェットやアプリ、メニュー項目など、メニューから呼び出すほぼすべての項目が選べる。アプリだけでなく機能のショートカットも配置できるので、よく設定を変える項目へのショートカットをホーム画面に置いておける。
ウィジェットは東芝が開発したものしか利用できず、ユーザーやサードパーティーベンダーが開発したものを後から追加することはできないが、かなり多種多様なウィジェットが用意されており、カスタマイズの幅は広い。アイコンは好きな場所に配置できるほか、アイコンとアプリ名の表示方法も複数の選択肢から選べる。
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