GMSソルバーはWindow, Linux, Unixで使用可能です。
Win32バイナリが同梱されています(Win32bin/gms_solver.exe)。
インストーラーを使用した場合には、install_dir/Win32bin/gms_solver.exeです。
インストール先ディレクトリか、配布CDからバイナリ、またはソースを手動でコピーしてください。
LinuxにPentium3最適化バイナリ(Engine/bin/Linux/p3linux/gms_solver.exe)、Pentium4最適化バイナリ(Engine/bin/Linux/p4linux/gms_solver.exe)、が同梱されています。Pentium4最適化バイナリはPentium3では動作しませんのでご注意ください。
なお、Intel Compiler7.0ではHDF5をビルドする際にソースのカスタマイズが必要です。詳しくはEngine/HDF5/ifc7/HDF5_on_ifc7.txtをご覧ください。
その他のunixでソルバーを使用する場合は、インストール済みディレクトリか、配布CDからソースを手動でコピーし、以下の方法でバイナリを作成してください。
HDF5ライブラリのビルド
tar ballを解凍します。
環境変数でコンパイラを指定します。(以下、bashの場合)
export F9X=<Fortran90コンパイラへのパス>
export CC=<Cコンパイラへのパス>
configureスクリプトを動作させます。% ./configure --enable-fortran
makeします。 % make test
インストールします。 % make install
※最新版のHDF5はhttp://hdf.ncsa.uiuc.edu/HDF5/ からダウンロードできます。
GMSソルバーのビルド
Engine/srcディレクトリを実行環境にコピーします。
Makefileを編集します。動作確認した環境についてはコンパイルオプションマクロがあらかじめ定義してありますので、適宜コメントアウトを外してください。HDF_INSTALL, ZLIB_INSTALLも適切に定義します。
makeします。