日本全国津々浦々じつに様々なお祭りがありますが、
ここ杷木のお祭りといえば「泥打ち祭り」
毎年3月28日に杷木にある阿蘇神社行われます。
そして今日がその日!
この泥打ち祭りは名のとおり、泥を投げつけるお祭りなのですが、
地元の小学校5・6年生の子どもたち12人が、
大杯でお酒を飲まされた代宮司(だいぐうじ)に、
思いっきり泥を投げつけます。
宮司に泥が付けば付くほど、その年は豊作ということになります。
この泥を投げつけられる代宮司はくじ引き制で、なんとも民主的。
その中の1枚に「福」という文字が書かれてあり、
「福」を引くと泥打ち決定です。
この当たりが福なのかどうかはその人の判断次第?
代宮司は泥打ちされる前に大量の酒を飲まされます。
ここで全くアルコールがだめな人はどうなるのか?と
疑問もありますが、とりあえず置いておきまして、
代宮司を酔っ払わせることで、
抵抗することなく泥もかけられっぱなしというわけです。
二人で支えないと歩けないくらい酔わされます…(写真は2008年に撮影)
最後は泥打ちされた代宮司を近くの筑後川まで行き、
川の中で泥だらけの体を洗います。
酒は飲まされるわ、泥はかけられるわ、寒い思いはするわ…。
お笑い芸人並みの体の張り様ですが、
酔っ払っているため、当の本人は気にならないとか。
ちなみに泥を投げつけるときに
投げ誤った泥が観客に飛んでくる可能性もあるので
泥だらけになってもいい格好でいくのをおすすめします。
それにしてもなかなかよく練られた仕組みのお祭り、
一体誰が考えたんでしょうね〜
奇祭と呼ばれても不思議ではありません。
そして今年も豊作を願って泥いっぱいになりますように☆