奈良団扇〈上正〉双鳳凰・青

5,800円(税込)
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上村松園の「蛍」に、黒田清輝の「湖畔」。いずれも風情あふれる団扇美人の麗しき名作です。西の世界は19世紀のジャポニスム(日本趣味)ブームに、かのルノアールも、マネも描いた日本のうちわ。
 
さてその団扇。日本へは大陸から1300年ほど前に伝わり、奈良の春日大社には神官の作った「禰宜団扇(ねぎうちわ)」が保管されてあり、今回ご紹介する奈良団扇の原型とされています。
 
その時代、団扇は神事に用いられたり、高位の象徴として使われたり、時には顔を隠したり……高松塚古墳に描かれた女人がたおやかにかざす団扇から武将の軍配の団扇まで古い時代ほど、あおがない団扇にお役目がありました。
 
今回ご紹介する奈良団扇は、陰陽五行。木火土金水の五行に、色と方位が定まり、黄色を真ん中に、東西南北の順に青白赤黒(奈良団扇の茶色)に色づけされています。
 
ここで紹介する奈良団扇の文様は、遥かササン朝ペルシャから中央アジアを縫い、中国からシルクロードの終着地日本へもたらされた正倉院文様が中心。
 
これらの透かしは「突き彫り」といって、先のとがった刀で20枚ほど重ねた和紙を文字通り突きながら彫りすすめていきます。いずれも60本以上の極細の竹骨を持ち、軽くて、よく撓(しな)り、少しの力で多くの風を送ることができる匠の逸品。
 
現在は池田含香堂が日本で唯一の奈良団扇専門店です。
 
シンプルでポップな見た目からはなかなか想像できませんが、紙の染色から仕上げまで13におよぶ工程を1年をかけて製作されています。見た目によらない堅牢さの証に先代が製作したものを30年使い続けていることを報告してくださるお客さまもいらっしゃるのだとか。
 
奈良団扇を手に取り、あおごうか、あおぐまいか……
春には唐招提寺の「うちわまき」法会、夏には門口に飾ると疾病を防ぐ厄除けに使われた歴史も何も何も。団扇1枚、されど1枚でめぐる旅。日本最後の団扇職人の技が途絶えることのないように、自分使いはもちろん、国内外いずれも喜ばれるご贈答用にも伝統を継ぐ1枚をぜひお求めくださいませ。
 

商品名 : 奈良団扇〈上正〉双鳳凰・青
商品コード : S303-0005
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販売価格:
5,800円(税込)
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商品詳細

●サイズ
 扇面/ たて約23.5cm×よこ約23.0cm
 柄/  長さ約14.5cm
 
※化粧箱つき
 
*手作りのため、サイズには若干の差がありますのでご了承ください。
(日本製)

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