ハイキングに最適、弘法山【歴旅コラム】

神奈川県の西部に位置する秦野市は、神奈川県唯一の盆地のため、市内各所から湧水が湧き出ることで有名です。また、丹沢の山々に囲まれていることから、多くの登山客が訪れます。市内には気軽にハイキングできる山々もあり、東部にある「弘法山」は「かながわの景勝50選」にも選ばれています。

弘法山の他、浅間山（せんげんやま）、権現山（ごんげんやま）の3つの山を総称して「弘法山公園」と呼び、県立自然公園にも指定されています。表丹沢や大山あるいは富士の眺望がすばらしく、桜の名所でもあります。

秦野駅から鶴巻温泉駅までハイキングする「弘法山公園・吾妻山コース」は、歩行距離が約7.4km、歩行時間が約2時間10分で、お子様から大人まで誰でも気軽に楽しめるコースです。

春には、弘法山公園内にある1500本以上の桜が咲き誇り、平成6年度には「かながわの花の名所100選」に選ばれています。他にも夏のアジサイ、秋には周辺の木々が赤や黄色に色づき、四季折々の美しさがあり、ハイキングや散策に最適です。

権現山山頂にある展望台からの眺めは「関東の富士見百景」に選ばれており、富士山や相模湾が一望できます。また、権現山の広場には、野鳥の観察施設であるバードサンクチュアリがあり、バードウォッチングを楽しむお客様で賑わっています。

緑豊かな林の多い道を進み、吾妻山（あづまやま）を経由して鶴巻温泉へと下って行きます。鶴巻温泉には、秦野市営の温泉「弘法の里湯」がありますので、帰りに立ち寄るのも良いでしょう。弘法の里湯内にある「おみやげ処やまなみ」で、お帰りの際のお土産を購入することができます。

また、鶴巻温泉駅からのスタートも違った楽しみ方が出来ます。ハイキングコースの途中、別ルートから降りると、秦野市営の入浴施設「名水はだの富士見の湯」がありますので、こちらで汗を流して帰るのもおすすめです。

ゴールとなる秦野駅には秦野の名産品を多数取り揃えている名産センターがあり、お帰りの際、お土産の購入に最適です。どちらからスタートしても魅力的なコースです。

＜コースガイド＞
秦野駅→（150m、2分）→まほろば大橋→（250m、4分）→弘法の清水→（500m、8分）→命徳寺→（700m、10分）→弘法山公園入口の道標→（600m、17分）→浅間山→（200m、3分）→浅間山駐車場→（300m、9分）→権現山（弘法山公園 公園展望台）→（350m、5分）→馬場道→（450m、9分）→弘法山→（2800m、47分）→吾妻山→（900m、13分）→弘法の里湯→（200m、3分）→鶴巻温泉駅
※歩行時間に関しては、あくまで目安として参考にしてください。

＜基本情報＞
交通アクセス :【公共交通機関利用】小田急小田原線 秦野駅下車 北口
お問い合わせ :秦野駅観光案内所（秦野駅改札口となり） 0463-80-2303
平日 9:00～17:00 土日祝 8:00～17:00

記事提供：秦野市観光ボランティアの会

（記事公開日：2020/11/17）