内容説明
「はじめまして」この一秒ほどの短い言葉に、一生のときめきを感じることがある…。24年前に、1回だけ放送された60秒のテレビCM。その時の“幻の詩”は、奇跡のように人々に語り継がれ、いま一冊の本になりました。
著者等紹介
小泉吉宏[コイズミヨシヒロ]
1953年浜松市生まれ。武蔵野美術大学卒業。93年に『ブッタとシッタカブッタ』を発表。99年に『ブッタとシッタカブッタ3・なぁんでもないよ』(メディアファクトリー)で第45回文藝春秋漫画賞受賞。『大掴源氏物語 まろ、ん?』(幻冬舎)で第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
177
一言の重みを噛みしめる。一秒で伝わるその言葉に人は動かされる。ありがとう。その深い優しさにまた前を向くことができる。さようなら。それが最後の出会いとなることもある。ごめんなさい。全てを許せてしまうほど気持ちは揺れ動き、人の強さを知ることができる。おめでとう。人生に何度か訪れる幸せのとき。うれしい。人のために動くことが本当にうれしい。知らない。もう少し聞いてほしいのに。ねえどうして。沈黙が続く。傷ついた一言に気持ちは消えてしまう。言の葉を大切に。その想いがきっと伝わるから。光ったよ。流れ星は皆を幸せにする。2023/02/12
おくちゃん🌸柳緑花紅
52
本当に大切で必要な言葉って1秒の言葉なのですね。1秒の言葉だからこそ伝わるものがあるのですね。(いつもしゃべりすぎて失敗する私・・・)この詩にまつわるエッセイも写真も素晴らしい。図書館本ですが、購入決定(。ラジオCMだったそうです。)2014/06/02
瑪瑙(サードニックス)
39
一秒で言える言葉の重みと温もり。そして心温まる写真。CMが元になっていたなんて知りませんでした。どの言葉にも納得できました。ありがとう。2017/03/05
チロル
12
図書館本。本書は とある時計会社のラジオCMとして1984年に世に出た1つの詩。そして、その言葉を紡いだのは著者 小泉さんの経験から来ているものだとエッセイ部分を読んで解釈しました。詩と共に載ってある写真も 小泉さんが撮したものみたいです(^^)「写真は、今でも銀塩写真が好きで…」とあって。「銀塩写真」ってなんだ?? と思いました💦 デジタルカメラではないのは分かる。「写ルンです」とかのフィルムカメラのことかなぁ? 現像されるまで わからない のが良いですよね。詩も写真も、とても素敵です🍀2023/01/26
雨巫女。@新潮部
11
《図書館‐返却》一秒で伝えられる短い言葉で、思いを届けられるのか。昔CMで、紹介された幻の詩らしい。2013/03/28