内容説明
反近代的な思索家唐木順三の皮肉骨髄を、その学統を受け継ぐ著者が、みずからの現代論をまじえながら、いま思い出とともに平明に語る。
目次
不期山人唐木順三―その思索のあと
回想の唐木順三(唐木順三先生の思い出;心に残る言葉二つ三つ;『中世の文学』の意義;東国への関心のありか ほか)
誄―先師唐木順三先生を憶う
著者等紹介
大野順一[オオノジュンイチ]
1930年東京に生まれる。東京高等師範学校理科三部卒。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科修了後、文学部専任助手となり、以降44年、その間、文学部文学科長、文学部日本文学専攻主任、大学院日本文学専攻主任、全国大学国語国文学会評議員等を歴任して、2001年定年退職。現在、明治大学リバティーアカデミー講師。著書に、『死と死と実存―日本文芸思想史研究』(角川書店、第五回茗水クラブ学術奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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