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にょきにょきと角が生えたように見える「トルハルバン」=三田市天神1
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にょきにょきと角が生えたように見える「トルハルバン」=三田市天神1
せんとくん(奈良県提供)
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せんとくん(奈良県提供)

 兵庫県三田市天神1の市総合文化センター・郷の音ホールでイベントの取材をした後、敷地内を歩いていると、立派な角が生えた石像に遭遇した。おっとりとしたいでたち。鹿のような角。どこかで見たことがあるような…。まさか、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」!?

 石像前に設けられた板には「トルハルバン」とある。実はこれ、韓国・済州市が2007年、同センターの完成を祝って三田市に贈ってくれた石像2体の一つだった。

 両市は1997年に姉妹都市提携を結び、石像は10周年の節目を迎えた友好のシンボル。その後も小中学生が互いに絵を贈ったり、両市がイベントに市民を招きあったりしているが、今年は残念ながら、どれもコロナ禍で中止している。

 三田市によると、トルハルバンとは「石で作ったおじいさん」を意味し、まちの安全を守り、全ての厄災を払ってくれるのだそう。

 葉っぱが落ちたこの季節、後ろに立つ裸木の色合いが角に似て、頭から生えているように見えてしまった。「失礼しました」と思わず一礼。寒くなってきましたが、どうか、コロナ禍からまちをお守りください。(喜田美咲)

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