最終更新日 2023.3.30

バターナッツかぼちゃとは?味や特徴、おすすめの食べ方についても解説!

バターナッツかぼちゃとは?味や特徴、おすすめの食べ方についても解説!

「バターナッツかぼちゃ」を知っていますか?私たちが普段よく食べているかぼちゃとは少し違い、ひょうたんのような珍しい形をしているんですよ。今回は、かぼちゃの種類や、バターナッツかぼちゃの味や特徴について解説します。記事の後半でご紹介する、バターナッツかぼちゃを使ったおすすめレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • かぼちゃの原産地や種類
  • かぼちゃの種類
  • かぼちゃの原産地
  • バターナッツかぼちゃとは?
  • バターナッツかぼちゃのおいしい食べ方は?
  • バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介!
  • スプーンでいただくバターナッツかぼちゃのグラタン
  • バターナッツかぼちゃの濃厚ポタージュ

かぼちゃの原産地や種類

かぼちゃと一言でいっても、味も見た目も違い、いろいろな種類がありますよね。ここでは、かぼちゃの種類や、そもそもかぼちゃはどこで生まれたのかについて解説します。

かぼちゃの種類

日本で栽培されているかぼちゃを大きく分けると、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類があり、それぞれの中でもいろいろな品種があります。日本かぼちゃには「黒皮かぼちゃ」「菊座かぼちゃ」「鶴首かぼちゃ」、西洋かぼちゃには「黒皮栗かぼちゃ」「坊ちゃんかぼちゃ」「雪化粧かぼちゃ」、ペポかぼちゃには「ズッキーニ」「金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」などです。

中でも日本で最も多く流通しているのは西洋かぼちゃの黒皮栗かぼちゃ。名前の通り、黒っぽくて濃い緑色の皮とオレンジ色の果肉、加熱するとホクホクとした食感が特徴です。

かぼちゃの原産地

メキシコの洞窟にある紀元前数千年前の地層でかぼちゃの種が発見されていることなどから、かぼちゃの原産地はアメリカ大陸であるといわれています。それが北アメリカに伝わったあと、コロンブスによってヨーロッパに伝わり、世界中へと広まっていきました。

日本に伝わってきたのは16世紀中ごろで、ポルトガルから来た船によって持ち込まれたそうです。これが後に九州で栽培されるようになった日本かぼちゃでした。一方、現在の日本で一番多く栽培されている西洋かぼちゃは、1863年にアメリカから伝わってきたものです。ペポかぼちゃが伝わってきた時期についてははっきりとはわかっていませんが、明治時代以降に導入されたようです。

バターナッツかぼちゃとは?

「バターナッツかぼちゃ」は南アメリカ大陸が原産といわれていますが、前述の3つの分類でいうと日本かぼちゃに分類されます。黄褐色や肌色のツルツルとした皮と、縦長のひょうたん形をしているのが特徴です。長さは20~30cm、重さは500g~1kgほど。半分に切ると、下の膨らんだ部分に種が入っていて、果肉はオレンジ色をしています。

バターナッツという名前から想像できる通り、ナッツのような濃厚な味わいや甘みがあり、なめらかでねっとりとした食感です。上半分には種が入っていなくて食べやすいのですが、種のある下の方の果肉に比べると水分が多く水っぽく感じることもあります。

バターナッツかぼちゃの収穫時期は8月上旬~中旬ごろ。水はけのよい土を好み、痩せた土地でもよく育ちます。一般的にかぼちゃは収穫してからすぐは甘みが少ないのですが、バターナッツかぼちゃも同様で、2週間から1ヶ月ほど風通しのよいところで保存してから食べると甘みが増しておいしくなりますよ。

バターナッツかぼちゃのおいしい食べ方は?

バターナッツかぼちゃについて読み進めるうちに、食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。ここでは、バターナッツかぼちゃのおいしい食べ方についてご説明します。

バターナッツかぼちゃは繊維質が少なく、加熱するとなめらかでトロトロとした口当たりになるので、ポタージュなどのスープにするととってもおいしいですよ。スライスしてソテーやフライにしたり、甘みを活かしたスイーツを作るのもおすすめです。

また、バターナッツかぼちゃは生で食べることもできるので、薄切りや千切りにしてサラダの具材にしてもおいしいですよ。加熱したバターナッツかぼちゃとはまた違った味わいで、メロンのような味わいとシャキシャキとした食感を楽しめます。

バターナッツかぼちゃを保存するときは、丸ごとであれば常温で保存できます。風通しがよく、直射日光の当たらない場所で保存してくださいね。カットしたものや傷がついてしまったものは、ワタを取り除いてから空気に触れないようラップなどでしっかりと包み、冷蔵庫の野菜室で保存のうえ、早めに食べるようにしてください。

バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介!

ここからは、バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介します。濃厚な味わいのバターナッツかぼちゃのポタージュや、皮を器にしたアイスクリームやプリンなど、おかずからスイーツまでバリエーション豊かなレシピをピックアップしました!

スプーンでいただくバターナッツかぼちゃのグラタン

バターナッツかぼちゃを丸ごと使って、グラタンを作ってみましょう。玉ねぎやベーコンを使ったクリーミーなホワイトソースと、ねっとりとした食感のバターナッツかぼちゃが相性抜群ですよ!バターナッツかぼちゃを器に使ったインパクトのある見た目でおもてなしの席にもぴったりの一品です。

バターナッツかぼちゃの濃厚ポタージュ

濃厚な味わいがたまらない、バターナッツかぼちゃのポタージュはいかがでしょうか。バターナッツかぼちゃと玉ねぎを煮込んでからミキサーにかけ、牛乳やコンソメ顆粒で味を調えました。なめらかな口当たりとナッツを思わせるコクのある風味でクセになるおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

バターナッツかぼちゃでアイスクリーム

バターナッツかぼちゃの甘みを活かした、アイスクリームをご紹介します。電子レンジで加熱して裏ごししたバターナッツかぼちゃと、生クリームや牛乳、はちみつを混ぜ合わせ、冷凍庫で冷やし固めました。素朴な味わいのアイスクリームにシナモンパウダーをかけると、ひと味違う目の覚めるような味わいになりますよ。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

バターナッツかぼちゃプリン

バターナッツかぼちゃの皮を器にして、プリンを作ってみましょう。かわいらしい形とやさしい味わいのプリンは喜ばれること間違いなし!果肉を削りすぎると穴があいてプリン液が漏れてしまうので、注意してください。ぜひ挑戦してみてくださいね。

バターナッツかぼちゃを食べてみよう!

今回は、バターナッツかぼちゃの特徴や、かぼちゃの種類についてご紹介しました。バターナッツかぼちゃの甘みや風味は、おかずにもスイーツにもぴったり!今回ご紹介したレシピを参考にぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、バターナッツかぼちゃ以外のかぼちゃを使ったレシピもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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