2023.01.24(2023.10.24更新)

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【無料あり】office(オフィス)互換ソフトおすすめ6選|選び方や有料ツールも紹介

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最近は、文書作成にMicrosoft(マイクロソフト)製品ではなく、office(オフィス)互換ソフトを利用する人が増えています。とはいえ、仕事先とのファイルのやりとりにoffice互換ソフトを使うことに対して、セキュリティ面などから不安を感じている方もいるのではないでしょうか。本記事では、office互換ソフトの選び方や有料ツールについて紹介します。office互換ソフトの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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office(オフィス)互換ソフトとは

office互換ソフトは、Microsoftのオフィスソフトと互換性があるソフトのことです。office互換ソフトを使うことでMicrosoftのオフィスソフトで作成した文書や表を閲覧・編集できます。

Microsoftのオフィスソフトとは、オフィスで使うことの多いソフトウェアをひとつにまとめたMicrosoft社のソフトウェア製品です。「Word(ワード)」、「Excel(エクセル)」、「PowerPoint(パワーポイント)」、「Access(アクセス)」、「Outlook(アウトルック)」などで構成されており、それぞれのソフトで文書やデータベース、プレゼンテーションの作成、表計算、メールの送受信などができます。「Word」や「Excel」、「Outlook」が利用できるオフィスソフト「Microsoft Office Personal 2021」の購入版は、公式サイトでは32,784円(税込)で販売されています。

office互換ソフトを利用するメリット

安価で利用できるのがoffice互換ソフトのメリットです。ソフトによっては、1万円以下で購入できるものから無料なものまであります。office互換ソフトの機能性は、Microsoftのオフィスソフトにはやや劣るものの、それほど問題となるケースはありません。office互換ソフトは、オフィスソフトの利用頻度が低い人や費用をかけずにオフィスソフトの最低限の機能がほしい人におすすめです。

office互換ソフトの選び方

office互換ソフトの選び方にはコツがあります。

以下のポイントに沿って選び方を紹介します。

  • 必要な機能から選ぶ
  • 対応OSから選ぶ
  • Microsoft Officeとの互換性から選ぶ
  • インストール形式で選ぶ

必要な機能から選ぶ

まずは、自分にとって必要な機能が含まれるoffice互換ソフトを選びましょう。文書やプレゼンテーションの作成、表計算機能はどのソフトにも含まれていますが、PDF編集やメール、データベース、名刺・チラシ作成などの機能はソフトによっては含まれていません。必要な機能をあらかじめ確認せずにソフトを購入することは避けましょう。あとで必要な機能が出てきたときに他のソフトを探す手間や追加の購入費用が発生してしまいます。

対応OSから選ぶ

office互換ソフトによって対応OSが異なる点にも注意が必要です。持っているパソコンのOSを確認してから、ソフトを選びましょう。OSとは、Operating System(オペレーティングシステム)の略で、コンピューターのシステム全体を管理するソフトウェアのことです。OSは、ソフトウェアとハードウェアを仲介する重要な役割を持っています。例えば文書を作成する際にWordなどのソフトウェアを使いハードディスクなどのハードウェアに保存するときには、OSが機能してユーザーが使いやすいように両者を仲介しています。代表的なパソコンのOSとしては、Windows OSやMac OS、Chrome OSなどがあります。スマートフォンやタブレットでは、Google社のAndroidとApple社iPhoneのiOSがあります。

Microsoft Officeとの互換性から選ぶ

Microsoft Officeとの互換性をチェックしてソフトを選ぶことも重要です。互換性とは違うメーカーのソフトウェアでも問題なく、オリジナルファイルの閲覧や編集ができることをいいます。互換性をチェックするときには、普段使っているファイルがきちんと開くか、文字化けや表組みの崩れがないか、関数データの計算や結果に違いはないか、操作や保存がスムーズにできるかを確認しましょう。office互換ソフトによっては期間限定で無料版を提供しているものもあります。互換性に不安がある方は、実際に試してから購入するのもよいでしょう。

インストール形式で選ぶ

office互換ソフトのインストール形式には、ブラウザとデスクトップアプリの2種類があります。どちらが利用しやすいか検討してソフトを選ぶことをおすすめします。ブラウザの利用には、インターネット接続が必要です。ネットに繋いで作業するため、どのOSやバージョンでも利用できるのがメリットです。また、ネット上でデータを作成・保存するので、ファィルのウィルス感染などによる情報漏えいの心配もありません。

デスクトップアプリは、インターネット環境がなくても利用できるのが魅力です。データはパソコン上に保存するため、パソコンに不具合が生じた際にデータの復旧が難しくなるというデメリットには注意しましょう。デスクトップアプリを利用する場合には、バックアップ体制も事前に検討しておくことをおすすめします。

おすすめのoffice互換ソフトの比較表

おすすめのoffice互換ソフトに含まれる機能を比較表で紹介します。必要な機能を確認して、最適なソフトを選びましょう。

サービス名 ワープロ 表計算 スライド作成 PDF編集 無料プラン
Google ドキュメント・スプレッドシート 完全無料
OpenOffice 完全無料
LibreOffice 完全無料
WPS Office 無料プランあり
OfficeSuite 無料プランあり
Polaris Office 無料プランあり

完全無料のoffice互換ソフトのおすすめ3選

office互換ソフトには、完全無料のものもあります。今回は、そのなかでもおすすめの3選を紹介します。

Google ドキュメント・スプレッドシート

画像引用元:Googleドキュメント

Google(グーグル)ドキュメント・スプレッドシートは、インターネット関連サービスと製品を提供するGoogle社が運営しています。Google ドキュメント・スプレッドシートでは、一般的なファイル形式のすべてに対応しており、Microsoft Wordファイルなどのドキュメントを読み込んでの編集が可能です。ブラウザ上では、複数のユーザーでリアルタイム編集やコメント入力、チャットができるため、チームでの利用にもよいでしょう。デスクトップアプリを使えば、パソコンでのオフライン作業もできます。スマートフォンからもドキュメントの作成や編集、共有が可能です。

主な機能 ワープロ、表計算、スライド作成、PDF編集、データ共有
サービスの提供会社 Google
公式サイト https://www.google.com/intl/ja/docs/about/

OpenOffice

画像引用元:OpenOffice

OpenOffice(オープンオフィス)は、歴史の長いオフィス互換ソフトのひとつです。サン・マイクロシステムズが立ち上げ、IBMやGoogle、インテルなども参加していたOpenOffice.orgプロジェクトによってオープンソース方式で開発されました。現在は、Apacheソフトウェア財団により管理されています。文書作成、表計算、プレゼンテーション、図形描画、データベースなどの機能があり、各ソフトの機能やアイコン表示もMicrosoftのオフィスソフトに似ています。WordやExcel、PowerPointなどMicrosoftのオフィスソフトで作成したファイルを開封・編集・保存することも可能です。インストールして、デスクトップアプリでも使用できます。

主な機能 ワープロ、表計算、プレゼンテーション、PDF編集、図形描画、プレゼンテーション、ホームページ作成、数式作成
サービスの提供会社 Apacheソフトウェア財団
公式サイト https://www.openoffice.org/ja/

LibreOffice

画像引用元:LibreOffice

LibreOffice(リブレオフィス)は、The Document Foundationという非営利組織により運営されている無料オフィスソフトです。現在も多くの人がオープンソース方式で開発に携わり、半年ごとに新しいバージョンがリリースされています。ソフトには、ワープロや表計算、プレゼンテーション、ベクタードロー画像作成と視覚化、データベース、数式エディタなどのアプリが含まれています。WordやExcel、PowerPointなどMicrosoftのオフィスソフトとも高い互換性を備えているのが特徴です。公式サイトからLibre Officeのメイン・インストールパッケージをインストールすると、デスクトップアプリで使用できます。

主な機能 ワープロ、表計算、プレゼンテーション、PDF編集、ベクタードロー画像作成と視覚化、データベース、数式エディタ
サービスの提供会社 The Document Foundation
公式サイト https://ja.libreoffice.org/

無料プランのあるoffice互換ソフトのおすすめ3選

完全無料ではないものの、無料プランもあるoffice互換ソフトのおすすめ3選を紹介します。

WPS Office

画像引用元:WPS Office

WPS Office(ダブルピーエスオフィス)は、ソフトウェア事業、メディア・コンテンツ事業、AI事業を手掛ける日本のキングソフト株式会社が提供しているソフトです。Microsoftのオフィスソフトとも高い互換性があり、ソフトを使って文書作成や表計算、スライド作成が可能です。有料プランに切り替えると、PDFの編集やファイル形式の変換、使用機器の台数増加やクラウドストレージの追加などができるようになります。WindowsやMacなどさまざまなOSで利用できるのも特徴で、スマートフォンやパソコンでいつでもどこでも作業が可能です。

主な機能 ワープロ、表計算、スライド作成、PDF編集
有料プランに切り替えるメリット PDFの編集 ファイル形式の変換 最大9台の機器での同時使用が可能 広告の非表示 20GBのクラウドストレージ 共同編集
サービスの提供会社 キングソフト株式会社
公式サイト https://www.wps.com/ja-JP/

OfficeSuite

画像引用元:OfficeSuite

OfficeSuite(オフィススイート)を提供しているMobiSystems は、20年以上にわたり大手プロバイダとしてビジネス用アプリケーションを提供しています。OfficeSuiteは、Microsoft Office やGoogleドキュメント、Adobe PDFなどのファイルと高い互換性があります。レイアウト崩れなどを気にせずに、文書作成や表計算、PDF編集などの作業が可能です。WindowsやAndroid、iOSなどで文書を同期して作業できるのもOfficeSuiteの特徴で、オフィスや外出先など、どこでもパソコンやスマートフォンでアクセスができます。同ソフトのクラウドストレージサービス MobiDrive のほかに、DropboxやGoogle Driveなどの他社のクラウドサービスとも連携が可能です。作成したデータは、自動でバックアップされるため、ファイル破損などのリスクを避けることができるでしょう。

主な機能 文書作成、表計算、スライド作成、PDF編集、メール
有料プランに切り替えるメリット 透かしなしのPDF印刷やエクスポート パスワード保護 テーブルやコメント、音声、動画などの挿入 メール機能 PDFのワードやエクセルへの書き出し
サービスの提供会社 MobiSystems
公式サイト https://www.officesuite.com/jp


Polaris Office

画像引用元:Polaris Office

Polaris Office(ポラリスオフィス)は、ソフトウェアの開発や製造、販売を行う株式会社ジャングルがサービスを提供しています。全世界で9億台以上インストールされている人気の総合Officeソフトです。Microsoftのオフィスソフトと強力な互換性があり、文書作成や表計算、プレゼンテーション、PDF編集の機能を搭載しています。クラウド連携でスマートフォンやタブレットでのファイルの閲覧や編集もできます。Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスとも連携でき、利用端末に関わらないシームレスなデータ共有が可能な点も魅力です。

主な機能 文書作成、表計算、スライド作成、PDF編集
有料プランに切り替えるメリット 利用できるデバイス数の増加 保存・編集できる容量の増加 修復できる過去の作業日数の延長 PDFのエクスポートやドキュメントへの変換 広告の削除
サービスの提供会社 株式会社ジャングル
公式サイト https://www.junglejapan.com/polarisoffice/

まとめ

費用をかけずにオフィスソフトの機能を利用したい方におすすめのoffice互換ソフト。数多くあるoffice互換ソフトから最適なものを選ぶには、まずは必要な機能を見極めましょう。文書作成や表計算はほとんどのソフトにあるものの、PDF編集やメールなどの一部の機能は有料プランのみというものもあります。office互換ソフトの購入前には、持っているパソコンやスマートフォンのOSが対応しているか確認することも大切です。office互換ソフトのなかには期間限定で無料版を利用できるものもあるので、互換性に問題がないか試してみるのもよいでしょう。普段使っているファイルに文字化けやレイアウト崩れが起こっていないかチェックしてみてください。インターネット環境が必要なブラウザか、インターネット環境を必要としないデスクトップアプリかのどちらがよいかも検討する際の重要なポイントです。本記事を参考にご自身の作業環境で利用しやすいoffice互換ソフトを選んでみてください。

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