かっけ
午前6時起床。浅草はくもり。昨晩は観音裏(つまりうちの近所)の児玉で夕餉であった。そこで「かっけ」(とよばれるもの)を食べた。それは、ちゅるちゅるとした食感も楽しく、またニンニク味噌との相性ももよく、酒肴にもなる、単純だが不思議なたべものであった。
それは昨晩、あたしの隣に座っておられた八戸がパトリ(故郷)だというお客様(女性)のために、児玉のママがそのイメージを聞きながらつったものだ。
お客様曰く、粉を平らにのして三角形に切ったものを、大根を入れた鍋で湯がき、ニンニク味噌につけて食べる。そば粉を混ぜたものもある――それを「そばかっけ」というらしい。