『骰子一擲いかで偶然を破棄すべき』 ステファヌ・マラルメ
(秋山澄夫 訳:1966)
午前7時10分起床。浅草は曇り。
引越しをしていると、いろいろなものが、再び出て来る。
たとえばこのうすっぺらな詩篇は、ここ一年、行方知らずだったのだが、またちゃんと出て来た。
なぜに、この詩に、こんなに惹かれてしまったのかは、よくはわからない。
そして、1966年に僅か50部だけつくられた非売品のこの本が、今、私の手元にあること。
それは、偶然なのか、必然なのか、もわからない。
たぶんその両方であることで、けれども、おもしろいな、と思うのだ。
ということで、今日も引越し、疲れる作業である。