『キラー・エリート』イヴォンヌ・ストラホフスキー インタビュー

人気テレビドラマ『CHUCK/チャック』でブレイクした金髪美女を直撃!

#イヴォンヌ・ストラホフスキー

地に足のついた恋愛物語があるというのも大事だったと思うの

世界最強の特殊部隊とも言われるSAS(イギリス陸軍特殊部隊)元メンバーたちによる極秘組織の暗躍を描いた『キラー・エリート』。元SASのラヌルフ・ファインズが1991年に出版した「The Feather Men」を基にした作品だ。出版当時、その衝撃的な内容に事実かフィクションかをめぐる論争が巻き起こったことも注目ポイントのひとつ。

特殊任務の残酷さに疲れ果て引退を決意した殺し屋が、相棒を救うために第一線への復帰を余儀なくされるという物語で、ジェイソン・ステイサムが主演。クライヴ・オーウェンとロバート・デ・ニーロの共演も見どころだ。

そんな本作の出演する注目女優イヴォンヌ・ストラホフスキーに話を聞いた。

──緊迫感のある物語のなかで、あなたのシーンはホッとできるものでしたね。

ストラホフスキー:この映画は非常に見応えのあるアクションシーンが盛りだくさんで、男性の観客はそういうシーンを大喜びで見ると思うけど、一方で、こういう地に足のついた恋愛物語があるというのも大事だったと思うの。女性客も気に入ってくれるんじゃないかしら。

──ステイサムやデ・ニーロなどマッチョな男性陣と共演した感想は?

ストラホフスキー:ジェイソン(・ステイサム)と私とは恋愛シーンを演じたから、彼の人間的な部分が見られてとても面白かったわ。そういうシーンって、アクション映画ではあまり描かれていないと思うから。
デ・ニーロとの共演についてはものすごく感動したし、興奮した。撮影の前日に初めて会ったんだけど、そのときに最初の緊張がほぐれた気がしたわ。だって彼は本当に、本当に優しい人だから。彼のおかげで緊張がほぐれ、現場のみんなが仕事しやすい環境になったと思うわ」

一番好きだったのは、ロバート・デ・ニーロと共演できるシーンだったわ

──本作は事実をベースにしていますが、監督からはどんな演出を受けましたか?

ストラホフスキー:原作は、男性のキャストたちにとってはすごく参考になったと思うけど、私のキャラクターは、男たちが生きている社会について分かっていない役だから。私の場合、ラブストーリーの部分が大事だと思うの。ジェイソンが演じる主人公は何かから逃避したいと思っていて、私との関係では、極秘組織などについて深く聞かれたくないと思っているわけだから。

──好きなシーンはどこですか?

ストラホフスキーストラホフスキー:撮影しているときに一番好きだったのは、ロバート・デ・ニーロと共演できるシーンだったわ。彼みたいな伝説的な俳優と共演できる機会なんて、ほとんどないでしょ。

イヴォンヌ・ストラホフスキー
イヴォンヌ・ストラホフスキー
Yvonne Strahovski

1982年7月30日生まれ。オーストラリア・シドニー出身。オーストラリアで演技を学び、劇団サウナ・プロダクションズを共同で旗揚げして舞台に出演。07年にロサンゼルスに拠点を移し、人気テレビシリーズ『CHUCK/チャック』のヒロイン役でブレイク。

イヴォンヌ・ストラホフスキー
キラー・エリート
2012年5月12日より新宿バルト9ほかにて全国公開
[監督]ゲイリー・マッケンドリー
[脚本]マット・シェリング
[原作]ラヌルフ・ファインズ
[出演]ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ、ドミニク・パーセル、エイデン・ヤング、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ベン・メンデルソーン
[原題]KILLER ELITE
[DATA]2011年/オーストラリア/ショウゲート/117分