未解決事件

大型シリーズ

File.09松本清張と帝銀事件

未解決事件 松本清張と帝銀事件ディレクターズカット

2023年02月25日(土) 午後9時00分~午後10時30分 BSプレミアム BS4K

“戦後最大のミステリー”と言われる占領期の闇・「帝銀事件」。
その謎に挑んだ国民的作家・松本清張の知られざる闘いに迫る。

作:安達奈緒子  音楽:川井憲次
実録ドラマ出演:大沢たかお、要潤、井川遥、迫田孝也、山崎銀之丞、千葉哲也
桜木梨奈、久保田かずのぶ(とろサーモン)、広田亮平、井上賢嗣、大橋彰(アキラ100%)
榎木孝明、佐野史郎、豊原功補 ほか

「帝銀事件」が起きたのは、連合国軍の占領下にあった1948年。帝国銀行・椎名町支店に厚生省技官を名乗る男が現れ、「近くで集団赤痢が発生したので予防薬を飲んで欲しい」と銀行員らに液体を飲ませ12人を殺害。逮捕され、死刑判決を受けた画家・平沢貞通は、無実を訴え続け、獄中死した。

実は捜査の当初、警察が追っていたのは「軍関係者」。GHQが警察や報道機関に影響力を持っていた当時、松本清張は丹念かつ緻密な取材で、事件の壮大な「闇」に分け入っていく。そして清張の死から30年。NHKの取材班がたどり着いた、知られざる「真実」とは―。

第1部 ドラマ 松本清張と「小説 帝銀事件」

松本清張VS.未解決事件
帝銀事件との知られざる闘いをドラマ化


GHQ占領期の〝闇〟に切り込んだノンフィクションの大作「日本の黒い霧」を書いた松本清張。そのきっかけとなったのが帝銀事件だった。逮捕された平沢貞通には、犯人という明確な証拠や動機はなく、無罪を主張し続けるも死刑が確定。
しかし清張は、警察が当初「真犯人は軍関係者」としながら、捜査線とはかけ離れた平沢に向かっていったことを強く疑問視する―。

清張の死から30年。裁判や捜査資料、関係者を徹底調査して、真相を追った清張の“知られざる足跡”を独自取材し、その闘いをドラマ化する。



<あらすじ> 1957年、「点と線」や「眼の壁」など次々とヒット作を手がけ、日本中に名を轟かせ始めていた松本清張(大沢たかお)。次なる題材として注目していたのが「帝銀事件」だった。
逮捕された画家・平沢貞通(榎木孝明)は真犯人ではないと疑いを抱いた清張は、文藝春秋編集長の田川博一(要潤)と共に独自に取材を開始。



やがて警察が軍関係者を追っていた事実を突き止め、底知れぬ闇へと分け入っていく。
事件の核心に迫ろうとする中で清張はノンフィクションの執筆を決意するが、そこに巨大な「壁」が立ちはだかる―。





第2部 ドキュメンタリー 74年目の“真相”

清張が挑んだ謎に迫るドキュメンタリー


真犯人は別にいるのでは―。軍関係者やGHQ関与説をいち早く唱え、核心に近づこうとした松本清張。第2部のドキュメンタリーでは、新たに発掘した資料や最新技術を駆使し、清張が挑んだ「謎」に迫る。



取材班は、足かけ6年に及ぶ取材によって、今回、戦後長らく埋もれていた事件に関する資料、音声、映像を入手。さらに二転三転した平沢貞通の不可解な供述記録などを、AI解析にかけ、真相に迫っていく。

当時青酸カリとされていた「毒物」の正体とは?新たに浮かび上がった「疑惑の人物」の影とは?
そして、最大の謎とされた「動機」とは何なのか? 74年の時を超えて、占領期の巨大な闇、帝銀事件の“実像”がよみがえる。

初回放送

NHKスペシャル「未解決事件 File.09 松本清張と帝銀事件」

■第1部 ドラマ『松本清張と「小説 帝銀事件」』
2022年12月29日(木)午後9時00分~午後10時29分 総合テレビ

■第2部 ドキュメンタリー「74年目の“真相”」
2022年12月30日(金)午後9時00分~午後9時59分 総合テレビ


過去の放送

NHKオンデマンド NHKスペシャル