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諫干開門「農水省怠慢で実現せず」 菅直人元首相インタビュー詳報

 国営諫早湾干拓事業を巡り、潮受け堤防排水門の開門を命じた2010年の福岡高裁判決について、首相として上告しない判断をした菅直人氏が西日本新聞のインタビューに応じた。最高裁は今月、開門確定判決の効力を「無力化」し、開門を認めない事実上の統一判断を示した。菅氏は民主党政権時代に開門が実現しなかった理由を「事業の誤りを認めない農林水産省のサボタージュ(怠慢)」と指摘。開門の必要性を強調した。一問一答は以下の通り。(聞き手は金沢皓介、高田佳典)

諫干問題を分かりやすく解説

 -最高裁は開門判決の効力を「無力化」した。開門の道は極めて厳しくなったが、受け止めは。

 その前の話から始めたい。...

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