ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんが88歳で死去した。東京大在学中にデビューし、世相や事件とも呼応した鮮烈な作品を次々に発表。その後、知的障害がある長男の誕生をきっかけに作風を変え、自身の経験の深い部分に根ざしながら世界の在り方を問う、独自の文学的世界を確立した。
[大江健三郎の時代](上) 経験基に独自の文学確立 長男誕生後 作風に変化
2023年4月11日 5:00有料
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