実際に使う事で以下のコマンドを使えるようになってください。
各コマンドの意味と使いかたは manコマンドで調べる事ができます。
カレントディレクトリのパスを調べるには pwdコマンドを使用します。
% pwd /homer/pl/tea/kht23151
カレントディレクトリにあるファイルの一覧を表示するには ls コマンドを使用します。
% ls Mail_i Wnn6 public_html
ディレクトリの作成には mkdirコマンドを使用します。
% mkdir training % ls Mail_i Wnn6 public_html training
ディレクトリへ移動するにはcdコマンドを使用します。
% cd training % pwd /homer/pl/tea/kht23151/training
このディレクトリにあるファイルを確認しましょう。
% ls % ls -a ./ ../
ls にオプション -a を与えると、全てのファイルを表示します。"." はそのディレクトリ自身を示し、".." はひとつ上のディレクトリを示します。ここでは、
. = /homer/pl/tea/kht23151/training
.. = /homer/pl/tea/kht23151/
となります。ls -a で表示されたものが "." と ".." だけということは、何も入っていないディレクトリだということです。
元の場所にもどる（遡る）には、特別なディレクトリ名「..」を用います。
% cd .. % pwd /homer/pl/tea/kht23151
ホームディレクトリに直接移動する方法は cd ~ と入力します。「~」はホームディレクトリを意味する記号です。
（ホームディレクトリに移動することはcd のみ入力してもできます）
% cd ../../ % pwd /homer/pl % cd ~ % pwd /homer/pl/tea/kht23151
アカウント名 kht23151 (講師：浜地)のホームディレクトリに行くには
% cd ~kht23151 % pwd /homer/pl/tea/kht23151
とします。「~」の後にユーザIDをつけると、そのユーザのホームディレクトリを意味します。
私のホームディレクトリ内のExamplesディレクトリ(/homer/pl/tea/kht23151/Examples または ~kht23151/Examples)
にサンプル等を置くので、適宜参考にしたりコピーして使ってください。
ファイルのコピーをするのは cp コマンドです。
私（講師）のホームディレクトリに在るファイルを各自のホームディレクトリにコピーしてみましょう。
% cp ~kht23151/readme.txt ~/ % ls readme.txt （その他のファイル） %
このファイルの内容を見てみましょう。catコマンドでファイルの内容を標準出力に渡します。
% cat readme.txt
ホームディレクトリにコピーしなくても、直接ファイルの中身を見ることもできます。
ファイル ~kht23151/Examples/LaTeX/euler/joho_report.tex の中身を見てみましょう。
% cat ~kht23151/Examples/LaTeX/euler/joho_report.tex
これは割と大きなファイルで1画面に収まりきらず、画面が一瞬で流れてしまったと思います。
このような場合は less コマンドを使うと便利です。less ではカーソルキーを使って画面をスクロールさせることができます。
終了させるには "q" を入力します。
% less ~kht23151/Examples/LaTeX/euler/joho_report.tex
ファイルの場所を移動をするのは mv コマンドです。
readme.txt をさっき作った training ディレクトリに移動してみましょう。
% pwd /homer/pl/tea/kht23151/training % mv readme.txt training/ % cd training % ls readme.txt
ファイル名の変更も mv コマンドです。readme.txt を koreyome.txt という名前に変更してみましょう。
% mv readme.txt koreyome.txt % ls koreyome.txt
ファイルを削除するコマンドは rm です。
% rm koreyome.txt % ls
ディレクトリを削除するときはオプション -r です。（あるいは、 rmdir）
% cd ~ % rm -r training