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NPB調査委最終報告・速報(3完)反社会的勢力との交際は「確実な証拠なかった」と大鶴委員長

調査委員会による記者会見で報道陣の質問に答える宮本慎也委員(左)。右隣は大鶴基成委員長=10日午後、東京都港区(撮影・大橋純人)
調査委員会による記者会見で報道陣の質問に答える宮本慎也委員(左)。右隣は大鶴基成委員長=10日午後、東京都港区(撮影・大橋純人)

 《調査報告書の読み上げが終わると、報道陣から大鶴委員長へ質問が相次いだ》

 --巨人軍の1000万円の制裁金の根拠は

 「制裁金につきましては前例がいくつかあり、その前例と本件の内容を照らし合わせた」

 --他球団への調査をしたというが、どういった回答が得られたか

 「その調査は各球団に任せたが、各選手からのヒアリング、選手に対するアンケート調査を球団にお願いしている状況。回答の中には、有害行為を行っている選手がいたという報告は受けていない」

 --引き続き他球団への調査は

 「今の段階で何か特別なことをするということはない」

 --調査報告書では引き続き情報収集に努めるとあるが、前回は中間報告だったが、今回は最終報告ということでいいのか

 「3選手については最終報告と受け取っていただいていい。情報収集は継続するということです」

 --重要な関係者から十分な証言が得られなかったということだが

 「大学院生Aについては一度ヒアリングに応じ、話は聞きましたけども、不自然な内容もあり、2度目の聴取をお願いしたところ、拒否された。飲食店経営者Bに関しては、依頼したが拒否された。全体像までつかめているとまでは言えない」

 --調査の限界は感じるか

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