巨人軍野球賭博

高木投手、開幕前にも処分 NPB調査委員会の大鶴委員長

野球賭博の関与を認め謝罪する巨人・高木京介=9日、東京・大手町の読売新聞東京本社(撮影・矢島康弘)
野球賭博の関与を認め謝罪する巨人・高木京介=9日、東京・大手町の読売新聞東京本社(撮影・矢島康弘)

 巨人選手による野球賭博問題で、新たに関与が発覚した高木京介投手(26)の調査を開始した日本野球機構(NPB)の調査委員会が11日、東京都内で打ち合わせを行った。

 委員長の大鶴基成弁護士は、高木投手について「本人がしゃべっており、それほど時間はかからないと思う。なるべく早く処分を出したい」とし、プロ野球の開幕(25日)までに処分案を提示する意向を示した。しかし、昨年処分された3選手を含む全体像の解明については「まだ(他の選手の関与が)あるのか、ないのかなど時間はかかるだろう」と話した。

 同委員会では外部の弁護士も加えて調査を進める方針だが、賭博をあっせんした飲食店経営者や高木投手の仲介役を務めた笠原将生元投手らカギを握る人物が「連絡を取っているが応じてくれてない」として、難航していることをうかがわせた。また巨人所属の全選手への調査についても「必要があれば行う」としている。

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