紅白速報⑫デビュー25周年の椎名林檎さん 新曲のゆずが圧巻のステージ

椎名林檎=NHKホール(萩原悠久人撮影)
椎名林檎=NHKホール(萩原悠久人撮影)

4年連続4回目のOfficial髭男dismは、今年の第90回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)中学校の部の課題曲として生まれた「Chessboard」を、中学生の投稿歌唱動画と一緒に披露した。全員黒のシックなスーツスタイルで、しっとりと歌いあげた後、画面いっぱいに中学生たちが投稿した歌唱動画が映し出された。より熱く力を込めて歌い上げるボーカルの藤原聡さん。その後、投稿動画は360度に拡大。中学生の歌声とともに圧巻の歌唱となった。

4年ぶり8度目の出場となる椎名林檎さんは、「㋚~さすがに諸行無常篇~」を披露した。金髪にサングラスで登場した椎名さんは、「歌舞伎町の女王」から「丸の内サディスティック」英語バージョンへ。ピンクの上着を脱ぐと、シックなチャコールグレーのセットアップに。同じ衣装のダンサー2人を従えて洗練されたアレンジの楽曲を披露した。

最後にサングラスを少しずらして、はにかんだ。デビュー25周年について司会の有吉弘行さんに問われると、「あっという間でした。どなたさまもよいお年を」と話した。

ゆず=NHKホール(萩原悠久人撮影)
ゆず=NHKホール(萩原悠久人撮影)

9年連続14回目となる男性デュオ、ゆず。令和3年には初の大トリを務め、昨年は関ジャニ∞とのコラボなど紅白で常に話題を提供したが、今年は新曲の「ビューティフル」を歌った。水色のさわやかな衣装の2人は、135人のダンサーとコーラスを従えて登場。白と水色の衣装で2人を囲み、激しく舞い踊るダンサーたち。途中からダンサーたちは客席にも広がり、花が咲く映像と大量に舞い落ちる紙吹雪。今年配信リリースの〝新たなゆずの応援歌〟を大迫力のステージングで届けた。

1973年にデビューし、50周年を迎えた英ロックバンド、クイーンは、海を越えたボーダーレスで特別企画枠で出演。クイーン+アダム・ランバートとして、1978年のヒット曲「ドント・ストップ・ミー・ナウ」を熱演した。

日本は第2の故郷という。ブライアン・メイさんは「世界で最初にクイーンを理解してくれた国」と演奏前にコメントし、バックに日本語で「紅白歌合戦」と書かれた絢爛豪華なステージで、スーパーバンドの圧倒的な歌声と演奏を響かせた。来年2月には来日公演も決まっている。

紅白速報⑬

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