俳優、鈴木亮平(38)が11月19日公開の映画「土竜の唄 FINAL」(三池崇史監督)に出演することが19日、分かった。主演の生田斗真(36)扮する潜入捜査官の最強ライバル・轟烈雄(とどろき・れお)役で、主人公の前に立ちはだかる。ほかに追加キャストとして、モデルでタレント、滝沢カレン(29)が〝謎のフェロモン美女〟警視庁組織犯罪対策部長の沙門夕磨(さもん・ゆま)役に決まった。
■生田斗真の最凶ライバル
ファイナルにふさわしい新キャストが決まった。主人公・菊川玲二の最終ターゲットである轟周宝(岩城滉一、70)の息子・烈雄役に起用された鈴木は「菊川玲二? 誰だそりゃ。土竜のファイナル? 知らねぇな。俺が百獣の王・轟烈雄だ。ライオンの唄の始まりだぜ!」と早くも役になりきって本作の〝乗っ取り〟を宣言した。
「土竜の唄」シリーズは漫画家、高橋のぼる氏の同名コミックが原作。潜入捜査官(通称・モグラ)に任命されたダメ警官がヤクザ組織に潜り込むアクションコメディーで、生田はスケベだがまっすぐ熱すぎる玲二を演じる。第3弾の今回は5年ぶりの新作で、完結作。シリーズをともに作ってきた三池監督と脚本担当の宮藤官九郎(51)がタッグを組む。
■「フェロモン美女」滝沢
鈴木は現在放送中のTBS系「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(日曜後9・0)に主演。救命救急チームのチーフドクター役で、いわば正義のヒーローが、真逆の悪役を演じる。「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(2007年)や映画「予告犯」(15年)などで生田とは何度も共演しており、息の合った演技が期待できそうだ。
滝沢演じる沙門夕磨は、玲二の前に現れた謎のフェロモン美女…と見せかけ、玲二の潜入捜査官(通称・モグラ)としての資質を試していた優秀な捜査官。憧れの三池監督の作品に出演を果たし、「2021年の私の一番話したいことになりそう。私がこんな世界にいることを、タイムスリップして小学生の自分に伝えたらどれだけの驚き顔になるのか想像できます」とカレン節を炸裂させた。
強烈な2人の参戦に、生田は「私の大好きなお二人じゃない!」と感激。豪華メンバーが結集したジェットコースターエンターテインメントは大きな注目を集めそうだ。