「第43回大阪国際女子マラソン」(28日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着)に向け25日、大阪市内のホテルに選手村がオープンした。大会独自の育成枠「ネクストヒロイン」の小林香菜(22)=前橋市陸協=は早大競走部には所属せず、サークル活動の一環として陸上競技に取り組んできた。〝異色〟の経歴の持ち主が、浪速路で新たな可能性を示す。
大学生活4年間の集大成を、浪速路で発揮する。鍛錬を積んできた場は早大競走部ではないが、実力は折り紙付き。サークル活動として陸上競技を続けてきた小林が、その成果を見せる。
「去年の大阪が自分でも思っていなかったぐらい、いい走りができた。そこのいいイメージはいまもあるので。いままでやってきた練習の成果を発揮して、楽しみにしています」
マラソン6度目の挑戦となる小林は、〝異色〟の経歴の持ち主。早大に入学した際、「楽しく走りたい」との思いで、サークルの「ホノルルマラソン完走会」を選んだ。ノビノビと走ることを楽しみながらもメキメキと成長。昨年1月の大阪国際女子では25キロ付近まで実業団の選手に食らいつき、2時間36分54秒をマークした。