ラプラタ川はアルゼンチンとウルグアイの境を流れる大河で、上流には世界三大瀑布といわれるイグアスの滝があります。スペイン語ではRío de la Plata、意味は銀(Plata)の川で、スペイン人は銀の川であることを願って命名したと言われます。何を言いたいのかよく判らない説明です。『銀の川』にはどんな意味があり、あるいはどんな願いを込めて銀の川と言ったのか。。。。
その謎を解く鍵が『タマスダレ』にある。先日、A先生がそのような話をしていました。タマスダレ(Zephyranthes candida)の原生地はラプラタ川の川岸です。写真のタマスダレはそのアルゼンチンで採集されたものです。そしてもう一つの風景写真はウルグアイの首都モンテヴィデオ湾の入り口にある砲台跡の高台から写した写真で、遠くに写るのは海でなくラプラタ川です。河口付近では川幅が300kmもあり、少し上流に行くと対岸にアルゼンチンのブエノスアイレスが見えます。その両岸に育つのがタマスダレです。
タマスダレは満潮時にあるいは風が吹いて潮位が高くなると水没するような場所に育ちます。潮位の変化が大きな秋になると、満潮時に水没しそれから1週間ほど後に、一斉に開花します。川岸に白い花の縁取りが生まれたはずです。
季節は秋、アルゼンチンへの移民を乗せた船はラプラタ川を遡上すると、その両岸が白い花で縁取られた風景に迎えられた。まるで銀に縁どりされた道のように思え、それは豊かな生活を約束する神の道しるべのように見えた。彼らはその風景に感激し、安寧な未来を願い、Río(川) de la Plata(銀)と名付けた。
来年にかけて3回、ブエノスアイレスに行く予定ですが、是非、タマスダレの群落を見たいと思っています。
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