絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー

植物名 サボテン
品種名 絶滅危惧種「花籠」輸入群生株の開花
地域 東京都 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル 多肉植物・サボテン

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー

作成日:2018/12/23
最終更新日:2019/10/06

.
花籠の群生株が開花し始めた。
‘18年3月初旬に次いで今年2度目。

ワシントン条約の絶滅危惧種に指定されてる。
我が国で流通してるのはほとんど国内実生物。

この株は去年(‘17)12月に長野の業者から買った。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=9913

古い輸入株で高かったけど。
.

  • 😳💦こんな小っちゃな子株にツボミが。

    1

  • 🖕🏻ツボミが突き出して来た。

    2

  • 体のほとんどが花芽かと思えるくらい小さい

    3

  • 🌆✨朝に花が開き始めた。🌸✨

    4

  • なぜこんな根元の小っちゃな子株からなのか

    5

  • 🌸✨昼に花びら満開、直径1㌢余り。

    6

  • 🌆夕方に閉じ始めた🌹✨

    7

  • ✌️開花二日目、3頭株と同じ半開き。

    8

  • 🕘時刻は午後9時、まだ半開きのまま。

    9

  • 🥀花を閉じて1週間経過

    10

  • 🌸🐴 群生株、次の開花はいつだろう?

    11

  • ☁️綿毛が盛んに吹き出てる。

    12

  • 🌹開花の兆候は無い。

    13

  • 🌹✨いきなりツボミ出現。

    14

  • 🕗午前8時頃ツボミが開き始めた。

    15

  • 🕘午前9時にゃ花が全開🌸✨

    16

  • 🌸✨今シーズン2回目の開花。

    17

  • 🌵国内実生株に比べて薄目の緑色の肌。

    18

  • 🌸🌸✨開花2日目。半開きで終わった。

    19

  • 🌸💧古い輸入株は今回咲かなかった。

    20

  • ☔️ 天候不順で梅雨寒。日照不足。

    21

  • 🤖相変わらずポーカーフェイス。

    22

1.😳💦こんな小っちゃな子株にツボミが。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 😳💦こんな小っちゃな子株にツボミが。
‘18,12/20撮影

ホンの5㍉くらいの吹き仔からツボミ出現。
成球から先にツボミが出ないのはなぜなんだ?

葉のある植物は陽が長くなったり短くなったりするのを葉が感じ取り開花ホルモン(フロリゲン)を生成して花芽が出来る部位へ送る。

だけど秋に落葉して葉の無くなる植物はどうしてるのか?
春に開花するためにゃフロリゲンを葉のあるうちに作んなきゃなんない。

開花ホルモンの謎は深まるばかり。
.

2.🖕🏻ツボミが突き出して来た。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🖕🏻ツボミが突き出して来た。
12/20(前項続き)

落葉前に開花ホルモン(フロリゲン)を作り出すと考えりゃ理屈は通るが、じゃ元々葉の無いサボテンはどの部分でホルモンを生成するのか?

サボテン専門の植物学者の出現まで待たなきゃならねぇのか?
研究設備とヒマさえくれりゃこちとらが究明してやるんだが。

いずれにしろ開花には日照が深く関係してるのは間違いねぇ。
いろいろ試行錯誤で答えを炙り出す以外にない。
.

3.体のほとんどが花芽かと思えるくらい小さい 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 体のほとんどが花芽かと思えるくらい小さい
‘18,12/21早朝

🌸✨こりゃ今日中に咲くなぁ。
3頭株に続きこの輸入株も開花が始まった。

温暖化のせいなのか夜間に水槽へ収容してるお陰なのか今年の春から未曾有の狂い咲きが始まり、暮れに至っての年内再度の開花。

他所様の花籠はどうなのか。
ネット上を見る限りじゃウチだけのようだが、そんな特別な栽培法を施してるつもりもねぇ。

花籠を栽培し出して40年。未だ理解出来てねぇのかもね。
.

4.🌆✨朝に花が開き始めた。🌸✨ 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌆✨朝に花が開き始めた。🌸✨
‘18,12/21開花し始めた

撮影は水槽内、🌅日光はまだ当ててねぇ。
人工照明(蛍光灯と電球)でも”開花反応”する証。

そもそも開花のキッカケが去年晩秋から夜間だけの育成ライト照射。

それまでは明け方10℃を目安に室内へ取り込んでた。
リビングの隅に置いてたので当然蛍光灯で照らされてて夜半にゃ消灯。

条件の違いは蛍光灯とサボテンとの距離。
照度が格段に強くなった事。
.

5.なぜこんな根元の小っちゃな子株からなのか 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー なぜこんな根元の小っちゃな子株からなのか
12/21

群生する多頭の中でこの幼苗だけが開花した理由が判らねぇ。
なぜ開花ホルモンがこんな小っちゃな子株だけに作動したか。
他の成球や子株はツボミすら出てないのに。

根元から吹いた5㍉余りのカキ仔。吹き出したことさえ気付かなかった。
大きさからして吹き出てから5年〜8年ってとこか。

主頭の周囲にゃこの大きさ前後の無数の子株が吹いててこんな地際に吹いた仔など気にも留めなかった。
.

6.🌸✨昼に花びら満開、直径1㌢余り。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌸✨昼に花びら満開、直径1㌢余り。
12/21

この子株の花は7弁。数日前咲いた3頭株のは8弁と9弁。
この違いは何なのか。単なる個体差なのか。

自家受精するらしいが種を見たこたぁねぇ。あまりにも細かいのでいつも見落としてるのかも。
一時期ネットで盛んに種子を売ってたが実生などする気がしねぇ。そんなに気は長くねぇさ、江戸っ子なんだから。

いずれにしろ花は清楚で可愛らしい。
成長のごく遅い花籠に相応しい奥ゆかしい花姿。
.

7.🌆夕方に閉じ始めた🌹✨ 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌆夕方に閉じ始めた🌹✨
12/21

夕方から冷え込むので暗くなる前に水槽内へ収容。
撮影は水槽内を外からガラス越しに。

3時頃にゃ花びらが少し萎み始めた。
花びらがクチャクチャに萎まないのは明日もまた開くから。

ウチじゃ花籠の花は二日開く。2日目は半開き。
3日目にゃ完全に閉じる。

1頭に何個も咲くのが多いがこの幼株はどうやら1個だけのようだ。
もっとも、幼株と云っても少なくとも吹いてから5年以上経ってる。
.

8.✌️開花二日目、3頭株と同じ半開き。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー ✌️開花二日目、3頭株と同じ半開き。
‘18,12/22撮影

3頭株は吹き仔に12/15〜12/17の三日間で2個咲いた。
この子株は1個だけのようだ。二個目のツボミは見えない。
あまりにも小っちゃな株なので複数個咲くのは無理なのかも知れねぇ。

サボテンはふつう「開花年齢」があり、こんな極小の株で開花する物は無い。
なにせ1㌢に満たない吹き仔、手持ちの3頭株と単頭株もたしか2㌢前後にならなきゃ咲かなかった。吹き仔でも1㌢以上。
.

9.🕘時刻は午後9時、まだ半開きのまま。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🕘時刻は午後9時、まだ半開きのまま。
12/22

今夜を最後にこの花は萎んでしまうだろう。
それを惜しむかの様にいつまでも半開き状態。

これから他の株も開花し始めるだろうか、まだ12月だというのに。

今年2月初旬に単頭株から始まった狂い咲き。
9月初旬まで断続的に咲きまくったが、まさかのまさか数ヶ月後その年の暮れにまた開花するとは。

来年はどうなるのだろう。成長が止まってしまうのか。
まさか衰弱して枯れる事はあるまいが。
.

10.🥀花を閉じて1週間経過 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🥀花を閉じて1週間経過
‘18,12/30、早朝水槽内撮影

今朝の最低気温2℃、水槽内10℃(消灯してた)

生育してるのかどうか判らねぇが、なにせ年間1〜2㍉しきゃ成長しない花籠。
少なくとも開花したんだから動いてると思っていい。

この一年、主頭の周囲の無数の子株たちはわずかに成長したような感じなんだが、この子株のように開花はしそうに無い。

何が開花の引き金になるのか判らねぇ。
温度上昇か日照か、又は両方か。
.

11.🌸🐴 群生株、次の開花はいつだろう? 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌸🐴 群生株、次の開花はいつだろう?
朝日を浴びて ‘19.1/24

地際の極小吹き子に花が咲いてか正月を跨(また)いで1ヶ月。
それ以来、開花の気配無し。

だが頭頂部から盛んに象牙色(アイボリー)の綿毛が出てるので近日中にツボミが吹き出して来る予感がする。

こんな年古りた輸入株でも去年のように咲き狂う。よほどウチの栽培環境が花籠に合ってるのだろう。
そう考えないと去年からの8ヶ月間に及ぶ3鉢の断続的な開花の説明がつかない。
.

12.☁️綿毛が盛んに吹き出てる。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー ☁️綿毛が盛んに吹き出てる。
‘19.1/30 午前撮影

経験上、花籠の場合こうして綿毛がどんどん噴き出してる時は株の調子が良い。
もっとも、通算40年花籠を栽培して来たが、調子を崩したのを見た事が無い。

毎年5月下旬に開花してたし、綿毛がいつも伸びて来てた。

つまりは目安にゃならねぇ。他所の調子を崩した花籠で比較対照すればそう云えるかも知れないがね。

でも全体の色艶やらで何となく判る。
これは経験上と云う他ない。
.

13.🌹開花の兆候は無い。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌹開花の兆候は無い。
‘19.2/8撮影

これと云って変わった様子は無し。

夜間に水槽内へ収容するので休眠してないから水やりは続行してる。

日中サボテン用フレームへ移動し日光浴させてるので、晴天が続きゃぁ用土表面が乾く。
何日に1度とかじゃなくその乾きを見て水やりするのが当たり前なんだが、念のため竹串を刺してあるので抜いて湿り具合を見れば確実。

花籠は成長が遅いので水分を多く必要としないが生育期は水を好む。
.

14.🌹✨いきなりツボミ出現。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌹✨いきなりツボミ出現。
‘19.2/17早朝

今朝(2/17)ツボミが出てるのを発見。

何度も言ってクドいが、花籠の開花期は5月。
ウチは通算40年間花籠を栽培してるが、去年2月初旬に狂い咲きが始まったのにゃマジ驚いた。

そしてそれだけじゃなく、2月開花から9月まで断続的に咲き続け、やっと終わったかと思ったら去年暮れにまた開花。

三頭株や単頭株も1月2月にそれぞれ咲き出し、やはり秋口まで断続的に咲き続けた。
.

15.🕗午前8時頃ツボミが開き始めた。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🕗午前8時頃ツボミが開き始めた。
2/17

ツボミ発見して2時間ほどで花びらが開き始めた。

一般にサボテンは、ツボミの先っぽが出て来てから開花までの間が短い。

それは、強烈な日光で出来るだけ水分を奪われるのを防ぐためだと思われる。

当然の事だが、花を開くのは授精が目的。ツボミの時間は無駄だ。
ツボミでいる時間を出来るだけ短縮し授精の機会を多くしたい。

日没と共に花を閉じる種がほとんど。
媒介者は昆虫じゃなく鳥類か?
.

16.🕘午前9時にゃ花が全開🌸✨ 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🕘午前9時にゃ花が全開🌸✨
2/17

あっという間に花びら満開。

これを記す直前の午後1時に庭のフレームから室内の水槽へ戻したのだが、まだ花は全開のまま。

人口灯を照射しなきゃ日没と共に花を閉じるが、育成ライトが夜半まで煌々と点いてるので大体午後9時頃に閉花する。

これを見ても日照に伴って開花することが判る。
従って花粉媒介者は昆虫か鳥類。
花びらから反射する人間にゃ見えない紫外線を感知して花を見つけるらしい。
.

17.🌸✨今シーズン2回目の開花。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌸✨今シーズン2回目の開花。
2/17

去年(‘18)12月20日に続いてこの冬2回目の開花。

1回目は地際の極小の吹き仔が咲いたが(上記4枚目写真)、今回は頂部の直径2.5㌢の子株が開花。

稜数は8で、国内実生株・カキ子は7稜がほとんどなので、原産地で生じた仔だと思われる。

なぜ輸入原産地株の稜数が8以上で、国内産株が押し並べて7稜なのか理由は判らねぇ。
ひょっとしたらおいらが見た国内実生株に限って7稜なのかも。
.

18.🌵国内実生株に比べて薄目の緑色の肌。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌵国内実生株に比べて薄目の緑色の肌。
‘19.2/17撮影

ある会員さんが「枯れかけてるのかと思った」と感想。

たしかに、国内実生株やカキ仔はもっと鮮やかな新緑色。

ウチの3頭株は元親は輸入株で日本へ舶来後に吹いたカキ子。
単頭株はその3頭株から吹いた子。
両者ともそだレポに掲げてるので見て頂いたらわかるが綺麗な緑色。

色のくすみは”現地株の風格”なのだろう。
日本の温室でぬくぬく育った株と違い、過酷な環境に生えてた証だ。
.

19.🌸🌸✨開花2日目。半開きで終わった。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌸🌸✨開花2日目。半開きで終わった。
‘19.2/18昼頃

いつもの事だが、花籠の花は2日開く。
初日の夜は一旦閉じて2日目の朝また開花する。

この写真は昼の1時、これ以上は開かない。これからビルの影に入る。
撮影の後、リビングの育成ライト照射水槽へ移した。
不足する日照時間を補うために。

水草育成蛍光灯トロピカルレッド➕昼色光➕業務用白熱電球で照射してる。
もちろん太陽光にゃ及ぶべくもないが、足りない光量の補足にゃなる。
.

20.🌸💧古い輸入株は今回咲かなかった。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🌸💧古い輸入株は今回咲かなかった。
親子株は開花 (‘19.4/1撮影)

東京も桜がそろそろ満開。
ウチに37年いる三頭株とそのカキ子の単頭株は同時に開花。

しかし輸入株は咲かなかった。
やはり内地球とは微妙に違うのかも知れない。
(もっとも三頭株は元は輸入株のカキ子。ウチへ来た時はビー玉より小っちゃかった)
.

21.☔️ 天候不順で梅雨寒。日照不足。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー ☔️ 天候不順で梅雨寒。日照不足。
‘19.7/10撮影

ここ2〜3日、朝の最低気温18℃前後。
最高気温は25℃。
梅雨なので天候不順は仕方ないが少し低温過ぎる。

今朝は朝の間に珍しく日が差した(撮影時9時)

3株ともポーカーフェイス。

東京カクタスクラブの専門家の名言。
「生きてるのか死んでるのかわからない」

色も粉を吹いたような"灰緑色”とでも言おうか。
艶消しの肌にゃ細かい襞(ひだ)がびっしりと入る。
.

22.🤖相変わらずポーカーフェイス。 注目!

絶滅危惧種「花籠」アズテキウム属リッテリー 🤖相変わらずポーカーフェイス。
‘19.10/6撮影

昨日は30℃。今日の最高気温予想は24℃。
どうやら暑さも昨日で終わりのようだ。

昔は「暑さ寒さも彼岸まで」と云ったものだが、最近は”観測史上最高”とか”何十年ぶり"の大安売り。
サボタニ栽培も苦労が多い。

今日は昨日の真夏日とは打って変わって涼しい。
雨模様だから当たり前だが。

花籠は3株とも変化なし。
37年物の三頭株は先日半年ぶりに開花したけど。
.

開花期

収穫期

わたしの育て方

.
長野の業者から去年(‘17)の12月に買った。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=9913

昔 昭和50年代初めに買った群生株、今ある3頭株と単頭株もそうだが、5月以外に開花した事など1度たりとも無い。
ネット上の栽培日記を見てもそうだ。

それがどうした事だろう今年2月から狂い咲きが始まり(単頭株→3頭株→群生株の順)、9月まで断続的に咲き続けた。

もちろんこんな事は初めてで一応専門書を探してみたが「春のある日」と書かれてあるだけ。

ネット上の栽培情報に5月に開花したとある記事は2件あった。
どうやらアズテキウム・リッテリは5月に開花するのが前提としてあるのだろう。
ウチのような花籠の狂い咲きは稀のようだ。



写真のこれは古い輸入株なので日本の栽培環境にある程度馴らされてるとは思うが、花籠にどのくらい順応性があるのか判らねぇし、元のオーナーん所に何年居てどんな環境だったか、またいつ業者が仕入れてどのくらいどのような栽培を施したか皆目判らねぇ。

ヒダの一部に日焼け(ヤケド)の痕があるから、たぶん他のサボテン類と一緒に温室内で遮光を施さず日光に晒した事が推測される。

これを見ても元の持ち主と仲買い業者がアズテキウム・リッテリーの性質を知らない事が窺われる。
昔から有名なのに。


稜数は、大きい主頭・副頭は11稜、あとは7〜10稜。

同じ花籠でも国内実生の株はほとんど7稜。

古い文献によると「約11稜」と書いてあるので、これはたぶん成球になると稜数が11稜まで増えてゆくのかも知れない。
(稜と稜の谷間に”副稜”がある。これが成長)

しかし昔の専門書・カタログにゃ「4㌢ですでに成球」と書かれてる。

ちなみに、ウチへ来て36年目の花籠たちはいずれも7稜。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=431231

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=560775

36年経っても稜数が変わってない。これはどう解釈すべきなのか。

古い専門書を見てみると、花籠だけ殊更に稜数を記してある(約11稜と記載)ので、昔の栽培家も稜数を気に留めたのがわかる。

しかしどの本にも、稜数が増えるものなのか生まれつき一定なのか、それにゃ触れられてない。
結局は判らなかったのだろう。

しかしそれを責めることは出来ないだろう。
いくらサボテンの大家でも判らない事はいくらもある。
神様でもないのだから。

小苗から何十年も育て上げ、稜数まで記録しておくなどなかなか出来る事っちゃねぇ、余程のオタクでもねぇ限り。



Aztekium ritteri〈ドイツ人植物学者リッテル博士の という意味〉メキシコ・ヌエボレオン州産  


昔 アズテキウム属・花籠は一属一種と云われてたが1990年に新種ヒントニ-が発見されて全二種となるが その生育遅鈍なことで特異な存在である事に変わりはない(その後 紅籠が加わって全3種になる)


.
みんなのコメント (0件)

ログインするとコメントの書き込み、閲覧ができます。

ログインしてコメントを書く/見る

会員登録はこちら(3ステップで簡単登録!)

投稿する植物を探す

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!