1.こんな感じで落ちてましたよ
どんぐりは新鮮さが大事です。
落ちたばかりの新鮮なものがいいです。
私の住む関西では9月下旬~10月中旬頃が落下の時期です。
色艶が良くて持った時にずっしり重いものを選びます。
通常どんぐりのモジャモジャのお椀の部分(殻斗といいます)は落下した衝撃で外れています。殻斗が付いたままの物は未熟だったり、虫食いだったりするので気をつけましょう。
2.虫食いのどんぐり
写真のどんぐりはすべて虫食いです。
クヌギシギゾウムシに卵を産みつけられています。
産卵の為に空けられた穴がわかりますでしょうか。
どんぐりにシミや点々があるようなら虫食いの可能性がありますので、たくさん拾えたならそのようなどんぐりは選ばないようにしましょう。
なお写真の虫食いどんぐりはすべて水に沈みます。
どんぐりの浮き沈みだけでは虫食いの判断はできません。
3.鉢に蒔きます
どんぐりを水に浸けて沈むか確認します。
新鮮などんぐりは一晩水に浸けたりする必要はありませんが、浮くか沈むか微妙な場合は一晩水に浸けておきます。
どんぐりは先端の部分から根と芽を出すので、先端の部分が鉢の中心になるように横向きにどんぐりを置きます。
土はどんぐりが姿が見えなくなるくらいかけましょう。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりあげます。
あとは来春芽が出るまで屋外に置いて管理します。
4.様子を見てみました
2013/12/7
掘ってみてちょっと様子を見てみました。
まだ根は出てません。
クヌギは春になってから根をだす事が多いです。
どんぐりが茶色のままなのは生きている証拠です。
真っ黒になってたりカビが生えていたら死んでいる可能性が高いです。
5.発根
2014/3/22
そろそろ根が出る頃なので掘ってみました。
どんぐりの先端から根が出ていました。
根が伸びた後に芽が伸びてきます。
発芽までもう少しです。
芽が出てくるまでは置き場所は日陰でもいいですが、芽が土から出てくる頃には日当たりのよい場所に移動させましょう。
6.発芽
2014/4/11
発芽しました。
日当たりの良い場所に置いて、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
出たばかりの芽が、枯れたり、折れたり、害虫に食べられてしまう事がたまにあります。
しかし、再び新しい芽が出てくるので心配はいりません。
7.生長してます
2014/4/20
発芽すると日に日に芽が伸びていきますが、
太陽の方向に向かって茎が曲がるので、時々鉢を180度回して反対を向けてください。
こうすることで、まっすぐに伸ばすことができます。
生長が止まって茎が固まるともう鉢を回す必要はありません。
どんぐりといえば大きくて真ん丸のクヌギだ!!
という人も多いんじゃないでしょうか。
クヌギのどんぐりを拾ったら育ててみましょう。