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2022/09/16

深田恭子の色褪せないキュートさ!強烈なインパクトを残した「平成のドロンジョ」

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「ヤッターマン」
「ヤッターマン」

タツノコプロの創立60周年を記念する作品として"令和のドロンジョ"を池田エライザが演じる「WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ」の10月7日(金)からの放送開始を控え、今一度「ヤッターマン」のドロンジョが注目を集めている。

ドロンボー一味のリーダーで、スタイル抜群かつ頭脳明晰な女王様キャラクターだが、実写映画『ヤッターマン』(2009)での深田恭子のハマりっぷりを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。

WOWOWプライムにて10月7日(金)に放送される『ヤッターマン』は、1977〜79年に放送されたアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」を櫻井翔、福田沙紀、深田恭子、生瀬勝久、阿部サダヲといった豪華キャストで三池崇史監督が実写化。愛と正義のヒーロー・ヤッターマン1号、2号がドロンボー一味を相手に、4つ集めると奇跡が叶うというドクロストーン争奪戦を繰り広げていく。

もともとタツノコプロのもう1つのヒットコンテンツ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写化を持ちかけられた三池監督の提案で映画化された本作。キャラクターの衣装の総制作費として日本映画では破格の5000万円が費やされたり、ヤッターワンが実物大で作られたり...と、こだわりが満載だ。さらに随所ではさみこまれる唐突なダンスやアニメ的な演出といった、三池監督ならではのやりすぎかつコミカルな作風により、原作に忠実な世界観が築き上げられた。

深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシが演じたドロボー一味(「ヤッターマン」)
深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシが演じたドロボー一味(「ヤッターマン」)

(C)2008 タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

そんな本作で櫻井と福田が演じたヤッターマン1号(ガンちゃん)、ヤッターマン2号(愛ちゃん)以上に、ハマり役として抜群の存在感を放ったドロンボー一味。中でも深田は自らもコスチュームの細部にアイデアを盛り込むなど、ルックスからドロンジョになりきっており、そのセクシーな魅力にあふれた黒のボンテージ姿はフィギュア化されたほど。

劇中ではボヤッキーとトンズラーを顎で使う高飛車な振る舞いを見せたかと思えば、ドクロベエ様には頭が上がらずペコペコするなど、悪役でありながらもどこか憎めないドロンジョのキュートな一面を、深田は顔つきや声のトーンを変幻自在に操り表現。また、実写映画特有の要素であるヤッターマン1号との恋模様では、乙女な表情を覗かせるなど、ドロンジョの魅力である小悪魔的な可愛らしさも見せた。

「ヤッターマン」
「ヤッターマン」

(C)2008 タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

のちに彼女の代表作の1つとなる「ルパンの娘」シリーズにもつながるような振り切りまくった演技で存在感を発揮した深田。『ヤッターマン』の突飛な世界観に説得力をもたらしたケレン味と妖艶さを漂わせた姿は、第52回ブルーリボン賞で助演女優賞を受賞するなど好評を集めた。

「DORONJO/ドロンジョ」が発表された際にも言及される声が多くあり、それほどまでに大きなインパクトを与えたキャラクターだった深田の"平成のドロンジョ"。シリアスでダークな雰囲気漂う新作ドラマと見比べるという意味でも、アニメ的な魅力を前面に押し出して深田が作り上げたキャラクターを改めて目に焼き付けておきたい。

文=HOMINIS編集部

放送情報

ヤッターマン
放送日時:2022年10月7日(金)14:30~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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