安美錦おい・桜庭、しこ名継承「意識」 伯父が所属する伊勢ケ浜部屋から新弟子検査受験

[ 2022年10月19日 04:18 ]

新弟子検査を受検した伊勢ケ浜部屋の桜庭燎(中央)=日本相撲協会提供
Photo By 提供写真

 大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が18日、東京・両国国技館で行われ、受検した10人全員が1メートル67、67キロ以上の体格基準を満たした。

 安治川親方(元関脇・安美錦)のおいで青森・五所川原農林高3年の桜庭燎(17)は、伯父が所属する伊勢ケ浜部屋から受検。親方に憧れており、安美錦のしこ名を継ぐことも「うすうす思っています」と意識しているとした。最近は「親方」と呼ぶが、これまでは「アミちゃん」と呼んでいたという。親戚ゆえに昔のクセが出てしまう可能性もあり「ちょっとヤバいかもしれないです」と苦笑いした。

 力士としては小柄な1メートル74、93キロ。「関取にはできるだけ早めになりたい」と目標を語った垂れ目の優しい表情は、どことなく伯父に似ている。“安美錦2世”を目指す17歳が力士人生の第一歩を踏み出した。

 ≪ラグチャー目標 豊昇龍らと対戦≫拓大を今春卒業したラグチャー・ジャミントクトホ(高砂部屋)は、千葉・柏日体高(現日体大柏)出身。関脇・豊昇龍、十両・欧勝馬とは同学年で、15年春にモンゴルから同じ飛行機で来日した。先にプロ入りして関取になった2人を意識し「ずっと背中を見てきたので追いつけるようにやっていきたい」と将来の対戦を目標に掲げた。すでに幕下力士らと稽古しており「もう少し力をつければ強い力士にも勝てる」と自信も口にした。

続きを表示

2022年10月19日のニュース