<山崎まゆみのバリアフリーで行こう>築地場外市場 食べ歩きに買い物

2022年9月28日 07時21分

波除通りで卵焼きをいただきました

 築地市場が豊洲に移り、はや4年。現在の築地は買い物と食べ歩きが楽しい場所になっています。
 地下鉄日比谷線築地駅の2番出口にあるエレベーターで地上に出ると、新大橋通りです。築地方面を向くと左手に築地本願寺が見え、少し先の築地四丁目交差点で晴海通りを渡るとすぐそこが場外市場です。築地場外市場の軒下には鮮魚店や飲食店が並び、にぎやかな光景を目にしながら先を行きます。
 波除(なみよけ)通りを左折すると、「築地にっぽん漁港市場」があります。高知や新潟の直産品のショップで買い物を楽しめますし、ここには多目的トイレがあります。そして目の前では、卵焼きを一つ100円で販売しており、購入して路上で食すのも一興です。
 そのまま波除通りを進むと、「築地魚河岸(小田原橋棟、海幸橋棟)」が見えてきます。1階は鮮魚店が入り、早朝5時から15時まで営業しています。3階には洋食、蕎麦(そば)屋、マグロ屋が入ったフードコート「魚河岸食堂」がありますので、好きなものを見つくろって、秋風を感じながら屋上広場でいただくのも気持ちよさそうです。
 波除通りの突き当たりの築地の氏神様・波除神社に参拝しましょう。巨大な獅子頭は必見です。

満腹ランチ丼。さまざまなお刺し身を味わえます

 路地裏にもお寿司(すし)屋さんなど食事処(どころ)は多いのですが、全体的にお店はさほど広くないので、車いすユーザーにはフードコートや屋上で食事が取れる「築地魚河岸」がお勧めです。
 一方で多少狭くとも、築地場外市場の路上でいただくのも楽しいものです。築地場外市場入り口で目に留まる「つきじかんの 本店」でも、路上にテーブルと椅子が置かれていて人気の丼をいただくことができますし、中に入ればカウンター席や個室もあります。
 お店の方に「車いすのお客さんも来ますか」と尋ねると、「路上の席を使われる方、またカウンター席は椅子を外して食事をしてもらいます」と話していました。満腹ランチ丼1200円はお得でおいしいものでした。 (温泉エッセイスト)
<メモ> つきじかんの 本店(お丼屋) 。(電)03・3541・9291。営業時間は4時半〜17時(16時半ラストオーダー)。年中無休

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