元タレントの森下千里氏、自民・二階幹事長と面談 衆院宮城5区出馬へ「日本は素晴らしい国、恩返しを」

2021年3月29日 18時06分
取材に応じる森下千里氏=自民党本部で

取材に応じる森下千里氏=自民党本部で

 自民党宮城県連が衆院宮城5区に擁立する方針を固めた元タレントの森下千里氏=名古屋市中村区出身=が29日、党本部で二階俊博幹事長と会い、宮城5区支部長への選任を正式に申請した。同区は立憲民主党の安住淳国対委員長が現職。森下氏は支部長に選任されれば、次期衆院選に自民党公認で立候補することになる。面会後の記者団とのやりとりは以下の通り。
 ―政治の道を志した理由は。
 「芸能界にいるとそういう(政治的)発言ができなかったので20代の時は深く考えてこなかったが、30(歳を)過ぎたぐらいから日本とは何だろうと思うようになった。旅番組などで日本中を回る中で、本当に日本は素晴らしい国だと思うことがあり、その地域や出会った方々に恩返しがしたいという気持ちが膨らんできた。その中で、自分が何を目指していくかを思った時、政治の道に行きたいと思った。昔から興味があった」
 ―なぜ宮城なのか。
 「私は(同県)出身ではないが、自分が選んでその地を訪れ、住む、盛り上げたいと思うことはある。今年は(東日本大)震災10年という大きな節目で、風化させないという意味でも何か自分ができることがあるのではないかと思い、決意した」
 ―出身の愛知県内から出馬は考えなかったのか。
 「私も子どもの時は中日新聞を読んでいたし、愛知県民として地元に(貢献したい)、という思いもあった。だが日本を大きな目で考えた時、またいずれ恩返しできる時が来ると思っている」
 ―相手候補は長年、政治家をしてきた安住氏だが、どう戦うか。
 「胸を借りるつもりというか、いろいろ教えていただきたい。地域のためにということであれば、共に考えるべきこともあると思っている」

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