お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦(44)が、14日に2件も物損事故を起こしたことを受け、所属事務所の吉本興業は17日、芸能活動を「自粛させる」と公式サイトで発表した。

 同社は「警察の捜査に協力し事実確認を進めている」としている。堤下は自身のツイッターで「同様の事故を起こしてはならないので、運転免許は返納することとしました。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 堤下が交通事故を起こしたのは、今回が初めてではない。2017年6月には睡眠導入剤を服用後、意識がもうろうとした状態で運転して電柱に衝突し、罰金刑を受けた。さらに同年10月には、赤信号で停車していたごみ収集車に衝突し、乗車していた男性作業員2人に軽傷を負わせた。

 堤下はこの件で吉本から謹慎処分を受け、約1年後に復帰した。幸いにも大事故にはなっていないものの、1日で2回も事故を起こすとは異常。そのため今回も「睡眠導入剤を服用して運転していたのではないか?」との疑問も出てくるが、吉本は「高度なプライバシーに関わる件なのでお話できません」とした。

 お笑い関係者は「芸人の間では、インパルスのコントは非常に評価が高い。ネタを作っているのは相方の板倉俊之だが、堤下のツッコミも定評がある。5年前に事故を起こした後、解散も考えたようだが、周囲の芸人が『続けた方がいい』と反対して思いとどまったんです」と明かす。

 ただ解散こそしなかったが、コンビとしての活動はほとんどなく、「最近はユーチューブ専門みたいになっていた」(前同)。

 また堤下は、仲のいい芸人がそんなに多い方ではないという。

「だから手を差し伸べる芸人も少ない。ただ1人だけ大御所の明石家さんまさんが気にかけて、謹慎が明けた後に自身の番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演させたことはある。2度目の活動休止となる今回はどうするのか」(前同)

 堤下の復活は、さんま次第かもしれない?