弁護士・菊間千乃氏が9日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。お笑いタレント・松本人志が芸能活動の休止を発表したことを受け、コメントした。

 週刊文春に記事が出たことを受け、松本が所属する吉本興業は8日夜、松本の芸能活動休止を発表した。

 吉本興業の公式サイトには「まずはさまざまな記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがございました」と記載されている。

 菊間氏は「週刊文春だけではなくて、報道した媒体も含めてということだから、いろんな出版社、マスコミに対して訴訟を起こす可能性が高いっていうことなのかも知れない」と指摘。

 続けて「(裁判の)期日ってどんなに早くても月に1回くらいで進んでいくので、お仕事と並行してもできるんだけども、松本さんのお笑い芸人っていう職業上、そういうものを抱えながら人を笑わせていくっていうことには集中できないということで、今回の決断をなさった。お仕事の特性上っていうところはあるのかなって」とコメントした。

 裁判については「おそらく名誉毀損でいくと思うので、民事になりますから、損害賠償、謝罪の文書を出しなさいってそういうことを求めて闘っていくと思います」と話した。

 菊間氏によると、事実関係を整理した上で、裁判所が和解を提示することもあるという。「こういう形で芸能活動を休止してまで闘うってことは、松本さんの方も和解する気持ちはなくて、徹底的に白黒をはっきりさせたいという思いだと思うんです」と予想した。

 裁判の期間については「一審で結論が出たにせよ、どちらかが次、控訴するだろうなってことを考えていくと、数年かかっていく可能性は高いと思います」と指摘した。