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物理 苑田尚之先生の学習アドバイス

SCIENCE

物理

苑田尚之先生

苑田尚之先生

複雑な物理現象を解き明かすその授業は、宇宙の根源を探求する物理学の本質に通ずる。 驚異的実績と熱烈な支持者を生み続ける物理界のカリスマ。 出講予備校のすべてで東大クラスを担当。 受講者は「基本法則だけで物理のすべてを明らかにする解法に圧倒された」「大学に行ってからも物理学を勉強したい」と絶賛する。

高3生 のキミへの学習アドバイス

常に申し上げていることですが「受験物理」という特別なものは存在しません。ですから、受験用の特別な「解法」というのもありません。物理学という学問が築いてきた方法を謙虚に素直に学べば良いだけです。そうすれば問題を解く力も自ずと付いてきます。東大物理だろうが、センター物理だろうが、基本は同じ。現代の科学的考え方の大もとにあるのが物理学です。それを身に付ける訓練をして大学入学後に困ることがないよう、今勉強するのだという志を持って授業に臨みましょう。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

 今の時期は、復習を中心に基礎を固める勉強を軌道に乗せること。物理学の基礎は、基本原理から考えることです。考える力を付ける訓練をするのが授業ですから、授業の復習をしっかり行い、学んだ内容の理解を徹底させましょう。 お薦めの問題集を訊かれることがありますが、この時期に新しい問題集に手を付ける必要はありません。あれもできない、これもできないとなり、夏休みの有効活用も難しくなる。基礎力を今付けておけば、夏休みに、進んでいる人はもっと前へ、遅れた人は挽回へという調整ができます。理解したかどうかの確認のポイントは、人に説明できるかどうかです。基本法則に基づいて現象を再現できるようになれば、理解できている。さらにそれを友達に説明できると完璧。 また、模試については、今の時期は現状確認のためという意識で受けておけば良いでしょう。ただし、成績に一喜一憂しないこと。まだ勉強していない分野ができなくても構わないわけで、勉強している分野でできない所がどこかが分かれば大成功です。